ステージの上で歌って踊って、ファンからの声援を浴びる地下アイドルはとてもカッコく、「私も地下アイドルになりたい」と思う人も多いでしょう。
しかし、地下アイドルになるにはどうしたらいいのか、その詳細の多くは謎に包まれています。そこで今回は、地下アイドルになるための方法を年齢別に紹介するとともに、地下アイドルに必要なスキルについても解説していきます。
目次
地下アイドルになるには?
地下アイドルになる方法は1つではありません。この章では、地下アイドルになる方法を3つ紹介していきます。
- ①養成所に入る
- ②オーディションに合格する
- ③スカウト
順番に説明していきます。
①養成所に入る
地下アイドルになる方法としてメジャーなものに、養成所に入るというのがあります。養成所では、アイドルになるために不可欠な歌やダンスをプロの講師から学べるのが特徴です。
アイドルになりたいけれど歌やダンスに自信がない人や、お金に余裕がある人は、養成所に通うのがいいでしょう。プロの講師から専門的な指導を受けられるため、独学よりも短期間でアイドルとしてのスキルを身につけられます。
また、養成所は大手の芸能事務所が運営しているところも多いため、デビューへの近道となるかもしれません。
②オーディションに合格する
地下アイドルになる方法として王道なのは、芸能事務所のオーディオを受けて合格することでしょう。オーディションは不定期で開催されており、ネットで「地下アイドル オーディション」と検索するとたくさんでてくるので、調べてみてください。
オーディションに合格すると、芸能事務所所属の地下アイドルとしてデビューする道が開けるため、個人で頑張るよりもデビューが早いです。また、事務所の力で仕事を振ってもらいやすくなるため、地下アイドルとして活動できる場が広がります。
ただ、ほとんどのオーディションは年齢制限が設けられています。オーディションを受けるなら、早いうちから行動する方がいいでしょう。
事務所によって求めているアイドル像があるため、1度落ちても諦めず、たくさんのオーディションを受けるのが合格へのカギとなります。
③スカウト
現在地下アイドルとして活躍する人の中には、スカウトされたのがデビューのきっかけとなった人も多いです。
ライブハウスでの活動を続けているうちに、ファンがついて評判になれば、噂がスカウトマンまで届きスカウトされるかもしれません。
現在はYouTubeやライブ配信アプリなど、発信の場が増えているので、SNSをうまく活用することでよりスカウトマンの目にとまりやすくなるでしょう。
ただし、中には悪質なスカウトマンもいるため注意が必要です。
地下アイドルになりたいなら早い方が有利
地下アイドルには「◯◯歳でなきゃなれない」といった明確な基準はありません。しかし、地下アイドルのオーディションでも年齢制限があることからわかるように、年齢は若い方が有利なのです。
ただ、アイドルオーディションの年齢制限が平均8~15歳なのに対し、地下アイドルは年齢制限が20代後半までとやや高めになっています。
とはいっても、若いころから活動して場数を踏み、地下アイドルとしてスキルを磨いたほうがブレイクまでが早いです。そのため、地下アイドルになるなら早いうちから行動をした方が有利といえます。
地下アイドルとアイドルの違い
アイドルがさまざまなメディアで活躍するのに対し、地下アイドルはメディアへの出演よりもライブを中心に活動しています。また、地下アイドルはメジャーデビューをせずに、インディーズとして活動しているのもアイドルとの大きな違いでしょう。
地下アイドルはライブでの活動がメインのため、「会いに行けるアイドル」として、ファンとの距離感が違いのも特徴です。
【年代別】地下アイドルのなり方
この章では、年齢別に地下アイドルのなり方を紹介していきます。
- ①中学生
- ②高校生
- ③大学生
ぜひ覚えてください。
①中学生
地下アイドルの年齢で多いのは、18~22歳くらいです。そのため、中学生から地下アイドルとして活動している人は少ないですが、もちろん中には中学生の地下アイドルもいます。
中学生が地下アイドルになるには、養成所に入るのが最適です。養成所で地下アイドルに必要なスキルを磨くことで、オーディションに合格できる確立が高まります。
また、芸能事務所とつながりのある養成所に入れば、養成中から地下アイドルとしてデビューできる可能性もあります。
養成所で才能や頑張りが認められれば、オーディションを受けずとも芸能事務所から声がかかることもあるため、中学生が地下アイドルとしてデビューできるチャンスが多いです。
ただ、養成所に入るには親の許可や応援が必要なのと、お金もかかるのがデメリットといえるでしょう。
②高校生
高校生の場合は、中学生と同様に養成所に入るのも一つの方法です。地下アイドルデビューを目的としたオーディションを積極的に受けるのもいいでしょう。
オーデションには「◯◯(バンド名)の新規メンバー募集オーディション」や「新グループ結成オーディション」などがあり、オーディションに合格すれば地下アイドルとしてデビューできます。
オーディションは頻繁に開催されているため、気になったものからどんどん応募してデビューへの確立を上げていくのがおすすめです。
③大学生
大学生の場合は、オーディションを受けるのもいいですが、10代と比べると20代の合格者は少ないです。そのため大学生が地下アイドルになるためには、自分でメンバーを集めてフリーで地下アイドルとして活動してしまうのがいいでしょう。
地下アイドルは、事務所に所属したりオーディションに受からなくても、フリーとして自ら活動することが可能です。
ただし、ライブ会場の手配や集客、物販の手配、資金調達などはすべて自分たちで行わなければならないため、気力と体力が必要となります。アイドルとしての実力をつけるために、養成所は活用した方がよいでしょう。
地下アイドルに必要な資格やスキル
この章では、地下アイドルに求められる資格やスキルについて詳しく紹介していきます。
地下アイドルに必要な資格はない
地下アイドルになるためには、これといって必要な資格はありません。しかし、だからこそライバルも多いと言えます。
資格は必要ありませんが、さまざまなスキルを持っていたほうが地下アイドルとして成功しやすいです。
地下アイドルに必要なスキルは多い
地下アイドルは、ファンの心をガッチリとつかみ、みんなから憧れられる存在でなくてはなりません。そのためには、歌やダンスはもちろん、そのほかのさまざまなスキルが必要とされます。
地下アイドルは、ファンとの距離が近い分、歌やダンス以外のスキルも磨き、人間性の良さをアピールしていく必要があるのです。
①歌
まず、地下アイドルになるならはやはり歌のスキルは欠かせないでしょう。ここで言う歌のスキルとは、歌唱力のことだけではありません。魅力的な歌声や安定した音程を保つことも、歌のスキルに含まれます。
また、歌が上手いとオーディションでメインボーカルに選んでもらいやすくなるのも特徴です。
②ダンス
地下アイドルは歌って踊れなくてはならないため、ダンスのスキルは歌と同じくらい重要です。
多くのファンを魅了する表現力があれば最高ですが、メンバーと息を合わせることや、振り付けを素早く覚えることも重要視されます。
③演技力
演技力は、曲の世界観を表現する上で欠かせません。表情や表現方法次第で、同じ曲でもファンに与える印象はガラッと変わります。
また、演技力があれば地下アイドルを卒業しても、声優や舞台、ドラマなどさまざまな場で活躍できる可能性も広がります。演技力は、あって損はないスキルと言えるでしょう。
④ファン対応
地下アイドルは、ファンとの距離が近い分、人間性がよく見られています。ステージの上では笑顔でも、ファンへの対応が微妙だとみんなから愛される地下アイドルにはなれません。
ファンには笑顔で接したり、名前を覚えたり、短時間でファンを喜ばせられるコミュニケーション能力を磨いておくと、自然とファンが付きやすいです。
⑤体力
地下アイドルは、歌と一緒にダンスをするため必要以上に体力が消耗されます。また、1度のステージで何曲も歌やダンスを披露するため、結構な体力が必要となるのです。
ステージの上では、疲れても簡単に休むことができないため、日頃からスタミナがつく食事を摂り、毎日のトレーニングで体力をつけておきましょう。
⑥外見
地下アイドルになるたには、外見がいいに越したことはありません。ただ、外見がよくないと地下アイドルになれないわけではないので安心してください。要はどれだけ自分の魅力を引き出せるかなのです。
自分に合ったメイクや髪型を研究し、自分を最大限よく見せる努力をすれば、一気に垢抜けられます。体型も、地道なダイエットや筋トレで変えられるし、自分の骨格に合った服を着ることで、スタイルをよく見せることも可能です。
地下アイドルは、人に見られる職業のため、常に見られていることを意識して、自分磨きを頑張りましょう。
地下アイドルの仕事内容
地下アイドルの仕事は、ステージで歌やダンスを披露するだけではありません。そのほかにも、作詞作曲やボイストレーニングなど、最高のステージにするために毎日コツコツ努力をする必要があります。
また、物販のデザインを自分たちで考えて発注したり、SNSを頻繁に更新してファンといい関係を築いていくのも、地下アイドルの大事な仕事です。
地下アイドルのやりがいや魅力
地下アイドルは自分の歌やダンスで誰かを笑顔にできる素敵な仕事です。もともと歌やダンスが好きな人なら、好きなことを仕事にできるのが最大の魅力といえるでしょう。
また、地下アイドルは人気が出れば出るほど見守ってくれるファンが大勢つき、いつでも応援してくれるため、自信を持てるようになります。
地下アイドルに向いている人の特徴
地下アイドルに向いている人の特徴を下記にまとめてみました。
- 歌やダンスが好き・上手い人
- コミュニケーションスキルが高い人
- 個性的な人
- 地道にコツコツと頑張れる人
ファンとの距離が近い地下アイドルは、コミュニケーションスキルが高い方が有利です。いつも来てくれるファンの名前をすぐに覚えて自分から話しかけたり、ステージの下でもファンを楽しませなくてはなりません。
また、個性的なキャラだといろいろな人からすぐに覚えてもらいやすいため、ファン獲得までが早いでしょう。
そして何より1番大事なのが、地道にコツコツと努力し続けられることです。地下アイドルは、ほとんどの場合デビューしたからといってすぐに売れるわけではありません。
売れるまでには、歌やダンスの練習に加えて、SNSの更新や物販の準備などコツコツと頑張る必要があります。この努力の積み重ねが一番難しく、多くの地下アイドルたちが途中で頑張れなくなってしまいひっそりと引退していくのです。
地下アイドルの休日
地下アイドルは売れるまでも売れてからも忙しいため、そもそもあまり休日がありません。完璧な休日は少なく、現役地下アイドルたちはその休日をも自分磨きの時間に費やしている人が多いようです。
たとえば、違う地下アイドルのライブを見に行ったり、物販の準備をしたりと、休日を完全なプライベートの時間として過ごす地下アイドルは少ないです。
もちろん、中には日頃の活動で溜まった疲れを癒やすために、1日中寝て過ごしたり、友人と会ったりと、休日をエネルギーチャージに当てる地下アイドルもいます。
地下アイドルの給料
地下アイドルの給料は、書籍『職業としての地下アイドル』によると平均月収12.7万円とされています。
もちろん、人気のある地下アイドルはそれ以上稼いでいる人も多く、中には月収100万円以上を稼ぐ人もいるようです。
地下アイドルの主な収入源を下記にまとめてみました。
- チケット収入
- グッズ販売
- チェキ撮影
- 握手会(握手券の販売)
また、事務所に所属している場合は、すべてが地下アイドルの収入になるわけではありません。事務所によっても地下アイドルの取り分がどれくらいかは違います。
まとめ:地下アイドルになるなら養成所がおすすめ
地下アイドルは、歌やダンスが好きな人にしたらまさに天職といえる仕事でしょう。しかし、売れるまでには時間がかかり、努力をし続けなければなりません。
地下アイドルはフリーとして活動できるため、アイドルよりもなりやすく、その分ライバルも多いです。たくさんのライバルたちに勝って売れるためには、歌やダンスはもちろんですが、それ以上に「腐らないこと」が大切と言えます。
思うようにチケットが売れなくても、同期の地下アイドルに追い越されても、腐らずにコツコツ毎日頑張り続ければ、ファンは付いてきます。
本気で地下アイドルになりたいなら、アイドルとしての実力が付けられる養成所の利用がおすすめです。
地下アイドルになって、多くの人を魅了してください。