地下アイドルとメジャーアイドルの違いは??メリットとデメリットを解説!

地下アイドルとメジャーアイドルの違いやメリット・デメリットを解説

「地下アイドルとメジャーアイドルの違いは何?」
「それぞれ、なり方は違うの?」

そんな疑問を持っている人も多いのではないでしょうか?

また、「地下アイドルって、メジャーアイドルを目指して活動している人のことでしょ?」と思っている人もいるかもしれません。

しかし、必ずしもそうとは限りません。地下アイドルとメジャーアイドルには、それぞれ違った特徴があり、本人たちが目指している方向性も大きく異なる場合があるのです。

そこでこの記事では、地下アイドルとメジャーアイドルの違いについて、アイドルオタクの私が詳しくご紹介していきます。

それぞれのメリット・デメリットについても解説していくので、ぜひ参考にしてください。

地下アイドルとメジャーアイドルの違いは?境目やなり方は?

地下アイドルとメジャーアイドルの違いは?境目やなり方は?

地下アイドルとメジャーアイドルの境目は、一体どこにあるのでしょうか。まずは、地下アイドルとメジャーアイドルの違いについて、具体的に見ていきましょう。

また、それぞれのなり方についても詳しくご紹介します。

地下アイドル

地下アイドルとは、地上波のテレビ番組などマスメディアへの露出が少なく、主に小規模なライブハウスを中心に活動しているアイドルのことを指します。「地下アイドル」という名称のほかに、「ライブアイドル」や「インディーズアイドル」と呼ばれるケースもあります。

地下アイドルとメジャーアイドルの境目としてわかりやすいポイントは、次の3つです。

  • メジャーデビューしているか?
  • 地上波のテレビ番組に出演しているか?
  • 約2,000人規模のライブを継続的に行えるか?

上記3点に当てはまらない場合は、地下アイドルだと言えるでしょう。

ちなみにメジャーデビューとは、一般社団法人日本レコード協会に加盟している大手レコード会社が運営するレーベルからCDをリリースすることを指します。

地下アイドルの活動目的は?

また、地下アイドルの主な活動目的は、大きく2つに分かれます。1つは「いつかメジャーアイドルになること」、もう1つは「小規模ライブを通じてファンと密に交流すること」などです。

自分たちの活動を知ってもらい、知名度を高めるためのステップとして地下アイドルを選択している人は多いもの。その一方で、そもそも有名になることよりも、ファンと交流すること自体を目的として活動している地下アイドルも多いです。

「地下アイドル」という枠組みの中でも、掲げている目標や胸の内にある想いは、人それぞれなのです。

地下アイドルのなり方は?

地下アイドルになるための方法に、これといった決まりはありません。

たとえばSNSを開設して、「今日からアイドルとしての活動を開始します」と宣言するのでもOK。そこからライブに出演できるように、地道な営業活動をしていくことになります。

その他には、芸能事務所のオーディションに応募するのも1つの手です。事務所に所属すると、無所属の地下アイドルよりも仕事を振り分けてもらいやすくなるケースがあります。

メジャーアイドル

メジャーアイドルとは、その呼び名からもわかるように、メジャーレーベルからCDをリリースしているアイドルのことを指します。一部のコアなファンだけでなく、一般に広く知られているアイドルをイメージするとわかりやすいでしょう。

地下アイドルのところでもお伝えしましたが、下記3つのポイントに当てはまっていればメジャーアイドルだと判断できます。

  • メジャーデビューしている
  • 地上波のテレビ番組に出演している
  • 約2,000人規模のライブを継続的に行っている

「約2,000人規模のライブ」とは、たとえばZepp TokyoやZepp DiverCityなど、キャパ2~3,000人程度の会場で行われるものなどが挙げられます。

「年に1~2回の単独公演では、2,000人の会場を埋められる」というのは当てはまりません。あくまでも、全国ツアーなどで継続的に2,000人規模以上のライブを行えているかどうかが指標となります。

メジャーアイドルの活動目的は?

メジャーアイドルの活動目的は人によってことなります。

メジャーアイドルへのインタビューを見ると「多くの人に自分の存在を知ってもらいたい」「たくさんの人を笑顔にしたい」「自分の可能性に挑戦したい」という気持ちで活動しているアイドルが多いように感じます。

メジャーアイドルのなり方は?

メジャーアイドルになるには、主に次の3つの方法があります。

  • オーディションを受ける
  • アイドル事務所に所属する
  • スカウトされる

オーディションに合格することで、メジャーアイドルとしてデビューする人は多いもの。すでに活躍しているアイドルグループの追加メンバーオーディションなどは、合格とデビューが直結しているため特に狙い目です。

ただし、アイドルグループの人気が高ければ高いほど競争率もグンと上がるため、狭き門であることには変わりないでしょう。

また、アイドル事務所に所属するのも1つの手。事務所に所属すると、個人の営業では得られないような大きい仕事が舞い込む可能性もあり、メジャーデビューするチャンスに繋がることもあります。

そのほか、スカウトがきっかけでメジャーアイドルとしてデビューする場合もあります。地下アイドルやローカルアイドルとしての活動が関係者の目に留まり、声がかかることもあるのです。

地下アイドルのメリット・デメリット

地下アイドルのメリットとデメリットには、次のようなものがあります。

【メリット】

  • 自由が利く
  • ファンとの距離感が近い
  • 売れれば売れるだけ収入が増える

【デメリット】

  • 資金繰りに苦労することがある
  • 作品のクオリティーに差が出る
  • 影響力が乏しい

では、それぞれ詳しく解説していきます。

地下アイドルのメリット

個人や小規模な組織で動いている地下アイドルの場合、メジャーアイドルに比べて制約が少ないことがほとんど。だからこそ「自由が利く」というのが大きなメリットです。

自分がやりたいスタイルを貫けたり、SNSを好きなように運用できたりするのも地下アイドルならではでしょう。

2つ目のメリットは「ファンとの距離感が近い」ということです。

地下アイドルはライブを中心に活動しているため、メジャーアイドルに比べて圧倒的にライブの本数が多いのも特徴。つまり、その分ファンと接触できる機会が多いということです。ファンとの交流に重きを置きたい人にはピッタリだと言えるでしょう。

3つ目のメリットとしては「売れれば売れるだけ収入が増える」ということが挙げられます。

フリーで活動している地下アイドルの場合、ライブチケットやCD、グッズ、チェキなどの売上は、ほとんどがそのまま自分に入ります。

つまり地下アイドルとして一定の人気を集めている場合は、メジャー契約しない方が、結果的に手取りが増えるというケースもあるのです。

地下アイドルのデメリット

地下アイドルは売れれば売れるだけ儲かるというメリットがある一方、大手企業のような大きな予算はない場合がほとんど。そのため、資金繰りに苦労することがあるのがデメリットです。

楽曲の制作やレコーディング環境、グッズ制作などに十分なお金をかけられず、作品のクオリティーが低くなるケースも少なくありません。

また、大手レコード会社のような影響力がないため、プロモーション活動に苦労する場合もあります。これまでのコネクションがなく、1つ1つ営業してやっとライブやイベントへの出演が叶うというケースもあるでしょう。

メジャーアイドルのメリット・デメリット

メジャーアイドルのメリットとデメリットは次の通りです。

【メリット】

  • 活動にかけられるお金が多い
  • 成功のために多くの人が動いてくれる
  • 影響力がある

【デメリット】

  • 自由が利かない
  • 自分の収入が増えるとは限らない
  • 売上に対してシビア

それぞれ詳しく見ていきましょう。

メジャーアイドルのメリット

1つ目のメリットはメジャーアイドルの場合は資金力があるため、「活動にかけられるお金が多い」というのが大きなメリットです。

プロモーションのための宣伝広告費以外にも、レッスンやレコーディング、グッズなどにもお金をかけられるため、作品のクオリティーが上がることもあります。

2つ目のメリットは「成功のために多くの人が動いてくれる」ということです。

個人や小規模な組織で活動している地下アイドルと比べて、運営に関わるスタッフの数がグンと多くなります。営業や事務処理、物販などをアイドル自身がやる必要がなくなるため、安心して活動に専念できるのも嬉しいポイントです。

3つ目のメリットは「影響力がある」ということが挙げられます。

大手レコード会社はさまざまなツテがあるため、テレビ出演や雑誌取材の交渉、ライブ会場の手配などで政治力を発揮することができます。

つまりメジャーレーベルに所属していると、人気番組への出演や、人気雑誌への掲載、有名なフェスへの参加などが叶う可能性が開けるのです。

メジャーアイドルのデメリット

メジャーアイドルのデメリット、1つ目は「自由が利かない」ということです。

多くの人が運営に関わるメジャーアイドルは制約が多く、できることが限られます。「こういう曲が歌いたい」「こんなライブがやりたい」という個人の意見を通すこともなかなか難しい場合があります。

2つ目のデメリットは「自分の収入が増えるとは限らない」ということです。

活動のために使ってもらえる予算は多いものの、それは自分に直接入ってくるお金ではありません。契約の内容によって異なりますが、メジャーアイドルの場合はチケットやCD、グッズなどの売上の多くは所属レーベルに入るのです。

また、レーベルには他にも多くのアイドルやアーティストが所属しているため、売上に対してシビアな面があります。メジャー契約できたからといって、売れていなければレーベル内での優先順位が下がってしまうため、安心はできません。

地下アイドルでもメジャーアイドルでも養成所はおすすめ

地下アイドルでもメジャーアイドルでも養成所はおすすめ

地下アイドルもメジャーアイドルも、アイドルとしてのスキルは必須です。パフォーマンスに必要な歌唱力やダンス力や演技力はプロから指導を受けた方が圧倒的に上達が早いです。

多くのファンの心を掴み、人気アイドルになるためには、養成所がおすすめです。実践的な日々のレッスンを通して、なりたいアイドル像に近づくための基礎をしっかりと身に付けましょう。

独学では心が折れてしまいそうになるときもあると思いますが、同じ夢を持つ仲間が周りにいれば、お互いに切磋琢磨しながら成長できます。

また養成所によっては、芸能界とのコネクションも持っていますので、メジャーデビューの可能性が上がります。

地下アイドルとメジャーアイドルのどちらも目指せるので、養成所は選択肢を広げたいアイドルにはピッタリです。

まとめ:地下アイドルとメジャーアイドルの違いを知って活動しよう

まとめ:地下アイドルとメジャーアイドルの違いを知って活動しよう

ファンとの距離が近く、活動の自由度が高い地下アイドルと、より多くの人と関わりながら、大きなフィールドで活躍していくメジャーアイドル。

それぞれのメリットとデメリットをよく理解せず、なんとなく進む道を選んでしまうと、「こんなはずじゃなかった」と後悔することもあります。

そうならないために、ぜひ自分の方向性にマッチした道を進んでいきましょう。力不足を感じたときは、養成所でアイドルとしての基礎力を高めるのもおすすめです。