アイドルの給料はいくら?謎に包まれたアイドルの収入・年収を徹底調査!

子供の頃、テレビに出ていた「アイドル」に一度は憧れた経験のある方も多いでしょう。

もう少し年齢が上がると「この人毎日テレビで見るから相当稼いでいるだろう」「自分もアイドルになれたらたくさん稼げるようになるのかな?」

と考えたこともあるかもしれません。

この記事では、以下のことについて調査しました。

  • アイドルになると給料はいくらもらえるのか?
  • 有名アイドルと地下アイドルや地方アイドルの給料はどれくらい違うのか?
  • アイドルグループの給料はどうやって支払われているのか?
  • アイドルはどうやって稼いで収入を上げていくのか?

なお、アイドルなど芸能人の正確な年収は公表されていません。なので、本人や事務所関係者の発言からの推測も含まれます。ご了承ください。

なかなか語られることのないアイドルの年収について、できるだけ詳しく解説します。ぜひご一読ください。

アイドルの給料は?月収や年収はいくら?

アイドルの給料は?月収や年収はいくら?

昭和後期、アイドルといえば偶像のようなもので、目指そうという人はそれほど多くありませんでした。

しかし、個人で活動するアイドルや大小のグループを合わせると、今やアイドルの数は20万人はいるそうです。アイドルが飽和状態のため、一人一人の収入は、減っているとされています。

「石を投げればアイドルに当たる」と揶揄されるほどです。

アイドルの収入について、詳しく語られることは今も昔もほとんどありません。

実際はアイドル本人と所属事務所しかわかりませんが、アイドルの収入はピンきりで、月数千円から数百万円まで幅があります。

事務所に所属しているか、フリーランスかでもかなり違いますし、所属している場合は歩合給か固定給かで違います。

平均年収は、340万〜350万円とも言われます。これだけ収入に幅がある業界なのであまり参考にならないかもしれません。年収が0円の人が9人いて、年収が3,500万円の人が1人いたら、平均年収は350万円(3,500万円÷10)になるため。

アイドルの給料は形態によって異なる

アイドルの給料は形態によって異なる

それでは、以下のアイドルたちの年収がどう違うのか検証します。

  • テレビでよく見かける有名アイドル
  • ライブを中心に活動する地下アイドル
  • ご当地アイドルとも言われる地方で活躍する地方アイドル

順番に解説していきます。

有名アイドル

昭和から平成の過渡期、アイドルは歌手活動や俳優としての活動以外にも、TV番組の司会や声優、コントなど、マルチに活動するようになりました。

中でも、司会業に定評のあったSMAP時代の中居正広さんは、「年収が数億円あった」と言う人もいます。

ただし、SMAPは契約方法が特殊で、SMAP以外のジャニーズのメンバーで億単位で稼ぐ人はいなかったようです。

AKB48や乃木坂46の場合、個人のグッズや握手券、個別の写真集の売上などでほとんどの収入が決まるそうです。

グループトップの人気の子なら、年収数千万円と言われています。

地下アイドル

地下アイドルは、別名ライブアイドルとも言われ、TVよりもライブやイベントが活動の中心です。

地下アイドルとして成功していると言えるのが「仮面女子」でしょう。2015年に発売したCDシングルがオリコンウィークリー1位を獲得しています。

地下アイドルの平均月収は12万円くらいと言われていますが、人気や環境でかなり違います。

メジャーレーベルと契約してCDをコンスタントに売り出せるようになれば、月収100万円以上も可能です。

しかし、人気にならないと、交通費すら支給されないアイドルもいるという厳しい世界です。

地方アイドル

2019年10月、TBS系の「中居くん決めて」という番組に、地方アイドルの代表として、千葉県木更津のC-Styleと八王子の8princessが出演し、収入についても話しました。

8Princessは週3日、地元のお祭りや企業のイベントを中心に活動し、月15万円の収入があるそうです。

それに対しC-styleは、週7日活動して月10万円と厳しい現状を話されました。

千葉県全域から仕事の依頼が入りますが、ライブ終了後の物販の準備から撤収まで自分たちで担当しています。

地方アイドル、いわゆる「ご当地アイドル」と言われるアイドルは全国に約1,700組以上いると言われています。

オーディションで選ばれて活動を始めることが多いですが、コンスタントにテレビ出演などができるようにならないとなかなか厳しいようです。

アイドルの収入源は?

アイドルの収入源は?

有名アイドルの収入は、テレビ出演やライブ出演が主な収入源です。しかし、地下アイドルの収入源はどのようになっているのでしょうか。

地下アイドルの収入源は、一例として以下のものになります。

  • ライブチケットの売れ行き
  • チェキ撮影や握手券などイベントチケットの販売
  • 動画の広告収入
  • Tシャツ、CD、タオルなどの物販
  • アルバイト

地下アイドルは、テレビや雑誌などのメディアにはほとんど出演しないので、ライブやイベントでの収入、アルバイトで生活するアイドルが多いようです。

事務所に所属している地下アイドルならば、遠征費用やCD制作費を負担してもらえることもあります。しかし、フリーならば自己負担で捻出しなければいけません。

アイドルグループの場合は給料はどうなる?

アイドルグループの場合は給料はどうなる?

通常グループで活動するアイドルは、テレビやイベントに出演するとギャランティーがまとめて事務所に支払われます。

そこから事務所の取り分を除いた残りを、メンバーで分け合う形です。ただし、グループではなく1人でテレビやイベントに出演した場合は、事務所によって出演した1人に全額支払うパターンと、グループで分け合うパターンがあります。

前述した地方アイドルの8Princessは、「中居くん決めて」に出演の際、「メンバーの格差」について話されています。

8princessは、メンバー格差が激しいことを明かし、センターの中神璃子の人気が飛び抜けているため、単独でのテレビ、CM出演、大手事務所からのスカウトも。佐々木は「お給料もアベレージ差が広くて、璃子ちゃんはお金が貯まり過ぎて使い道ないってぼやくんです」と言う

(参照元:Real Soundより一部抜粋)

番組では、チェキ会で中神さん一人に長蛇の列ができ、先に終わったリーダーの佐々木さんが撮影をしたり、他のメンバーが暇そうにしている様子も放送されました。

地方アイドルの給料で格差ができてしまうというのも、メンバー間では複雑な心境でしょう。

アイドルの給料を上げる方法

アイドルの給料を上げる方法

アイドルが給料を上げるには、有名なるのが有効です。

YouTubeに動画を上げるなど、テレビ出演を目指す以外にも有名になる手段はあります。しかし、定期的に動画を上げ続けなければいけないので、地道な活動になります。

AKB48も、活動の始まりはライブ活動とYouTubeでプロモーションビデオを流すことでした。

ステージから見える観客の数が数人しかいない、という状況からコツコツと活動を続け、日産スタジアムに7万人を集める超人気アイドルに成長しています。

8Princessとともに「中居くん決めて」に出演したC-Styleは、ライブのない日はクレープの移動販売をして名前を広めています。

さらに2019年に千葉県に大きな被害をもたらした大型台風時は、クレープの無料配布を行いました。

ヤンキー系の風貌でのボランティアに心を打たれた人は多く、SNSは「C-Style応援する!」というコメントであふれました。

アイドルの給料は人によって大きく変わる

アイドルの給料は人によって大きく変わる

アイドルという職業の収入の実態は、月数万円から数百万円、有名アイドルならば数千万円まで様々です。

というのも現在のアイドルと呼ばれる数は非常に多く、事務所に所属しているか、所属している場合歩合か給料か、取り分の割合はどうなってるいるかで違います。

テレビ出演の少ないアイドルはライブチケットやチェキ会、握手会などのイベントチケットの売上の他、動画の広告で収入を得たり、Tシャツやタオルなどの物販で収入を得ています。

しかし、それでも生活費の大半はアルバイトで稼いでいることが多いです。

アイドルが給料を上げるためには人気が出ないといけません。地道なライブ活動やイベントの開催が大事になりますが、災害の被災地で炊き出しを行って称賛されていたアイドルもいます。

収入を目当てにアイドルを目指すのは、少々無謀と言わざるを得ないのが実情です。アイドルを目指す一番の障壁は収入です。少ない給料でもどれだけ諦めずに努力を続けられるかが有名アイドルになれるかどうかの鍵になります。

SMAPやAKB48もデビュー当時は人気が出出ない下積み時期もありました。「絶対有名アイドルになって稼ぎたい!」という情熱で諦めずに行動しましょう。