「歌が上手くなりたい……」
「歌が上手い人って何が違うんだろう?」
「歌が上手い人になるにはどうすればいいのだろう?」
と疑問に思ってはいませんか?
歌の上手さは聞いている人の感じ方にもよります。ですが、歌手や歌が上手い人にはいくつかの特徴や違いがあります。
この記事では、以下について、紹介していきます。
- 歌が上手い人の特徴
- 歌が上手い人のメリット
- 歌が上手い人になる方法
歌が上手くなるための練習方法も合わせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
歌が上手い人の特徴とは?何が違うの?
歌が上手い人の特徴にはどんなものがあるでしょう?
- ①音程があっている
- ②リズムが正確
- ③滑舌がよく発音が綺麗
- ④歌声に安定感がある
- ⑤音域が広い
- ⑥声量がある
- ⑦姿勢が良くリラックスしている
- ⑧響きがある
- ⑨表現力があり曲にメリハリを出せる
- ⑩マイクの使い方が上手い
たくさんの特徴があるので、それぞれ詳しく説明しましょう。
①音程があっている
1つ目の特徴は、音程があっていることです。音程は、歌の基礎といえる重要な部分です。そのため、音程があっていないと上手く聞こえません。
たとえば、ハモリ単体で聞くと主旋律とは音程が異なるため、違和感を抱く人も多いのではないでしょうか?
中にはあえて音を外して歌う人もいますが、これは日頃しっかり音程を取れているからこそできることです。
②リズムが正確
2つ目の特徴は、リズムが正確なことです。リズムが正確に取れていないと音程があっていたとしても聞いている人に違和感を抱かせてしまいます。
たとえば、音程があっていたとしても、歌詞を歌うタイミングがズレてしまっていたら上手く歌えていないと思われてしまいます。音程を合わせるのと同じくらいリズムを正確にとるのは歌うことにおいて非常に重要です。
③滑舌がよく発音が綺麗
3つ目の特徴は、滑舌がよく発音が綺麗なことです。たとえば、洋楽やラップなどアップテンポの曲が綺麗に発音できていると「この人、上手だな……!」と思うことはありませんか?
音程やリズムがあっていても歌詞が伝わらない、何言っているのか聞いている人が分からないと上手いとは思ってもらえませんよね。
音程やリズムが合っている人はたくさんいます。さらに、より歌が上手いと感じる人は滑舌や発音が綺麗な特徴があります。
④歌声に安定感がある
4つ目の特徴は、歌声に安定感があることです。歌が上手い人は安定して歌を歌い続けられます。
たとえば、ロングトーンや高低差のある曲でも最後まで安定した音程、声量で歌えているかということですね。そのために、腹式呼吸をマスターすることが重要です。
⑤音域が広い
5つ目の特徴は、音域が広いことです。音域が広いと高低差がある曲でも安定して歌えるため歌が上手く聞こえます。
また歌える曲の幅も広くなるので、どの曲を歌っても聞き手に「上手いな」と感じてもらえます。音域と同時に、自分が歌える音域をしっかりと把握しているのも歌が上手い人の特徴です。
⑥声量がある
6つ目の特徴は、声量があることです。歌が上手い人の多くは、しっかりとした声量がある場合が多いです。
というのも、正確に音程やリズムが取れていてもしっかりとした声量で歌わなければ聞いている人には届きません。滑舌や発音と同じく、歌を聞いている人へ伝えるという点において声量は重要なポイントです。
⑦姿勢が良くリラックスしている
7つ目の特徴は、姿勢がよくリラックスしていることです。特に安定した声量を維持するには、姿勢が良いことやリラックスして歌うことが重要です。
姿勢が悪く変に力が入った状態や緊張している状態では、正しい発声ができていないため上手く歌うことができません。歌手でも姿勢が悪いまま歌っている人はいないです。
⑧響きがある
8つ目の特徴は響きがあることです。みなさんもお風呂場で歌を歌うと声が響いて「いつもよりちょっと上手く聞こえるなぁ……」なんて思った経験はありませんか?
響きがある声は上手く聞こえる特徴があります。歌手も楽器なしの即興で歌っても上手いと感じるのは響きのある声で歌えるからです。
⑨表現力があり曲にメリハリを出せる
9つ目の特徴は、表現力があり曲にメリハリが出せることです。歌が上手い人は、歌詞を伝える表現力も高い特徴があります。
抑揚の付け方や歌詞に合わせてメリハリを出して歌えるため、聞き手にとっても心地よく聞こえます。
音程やリズムを保ちつつ、聞き手に心地よいと思ってもらえるほどの表現力を出すにはかなりの技術が必要です。
⑩マイクの使い方が上手い
最後の特徴は、マイクの使い方が上手いことです。歌う時、多くの場合はマイクを使って歌いますよね。そのためマイクの使い方も重要なポイントです。
マイクは高音を拾いやすく、低音は拾いにくい特徴があります。そのため、歌っている音域にあわせてマイクの距離を調整したり、声量を調整したりする必要があります。
マイクをわざと遠ざけて歌う場面を見かけるのは、マイクの特徴を活かして歌っているからですね。
歌が上手い人のメリット
ここまでたくさんの歌が上手い人の特徴を紹介してきました。ここからは歌が上手い人のメリットについて紹介していきます。
歌が上手い人のメリットは、主にこの2つです。
- ①人を惹きつけられる
- ②自分に自信が持てる
詳しくみていきましょう。
①人を惹きつけられる
まずは、人を惹きつけられるメリットがあります。初対面の人でも歌が上手いと惹かれることはありませんか?
たとえば、容姿端麗でない歌手の方でも多くのファンがいます。このように歌が上手い人に惹かれる人は数多くいます。また、「歌が上手いから嫌い。」と思う人はほとんどいないでしょう。
実際、LINEMUSICが行なったアンケート結果では歌が上手い男子はモテると94.4%の女子が回答しています。
出典:https://note.linemusic.jp/n/n16b7305d8f91
②自分に自信が持てる
2つ目は、自分に自信が持てるメリットです。歌が上手い自覚を持てると自分への自信にもつながります。
歌に限らず、何かしら得意なこと優れていることがあるのは自信につながります。
歌が上手い人になる方法
歌が上手い人について詳しく紹介してきましたが、実際どうやったら歌が上手くなるのでしょうか?歌が上手い人になるためには、下記の4つの方法があります。
- ①基礎能力を向上させる
- ②1曲を丁寧に練習する
- ③録音して確認する
- ④プロに指導してもらう
詳しく解説していきましょう。
①基礎能力を向上させる
まず、歌が上手くなりたいなら基礎能力を向上させることが重要です。基礎能力を向上させるためには、この4つ練習方法がおすすめです。
- ①腹式呼吸
- ②リップロール
- ③タングトリル
- ④ミックスボイス
簡単なやり方と合わせて紹介していきます。
①腹式呼吸
腹式呼吸は、姿勢の改善や自律神経の安定、体力の向上が期待できます。自律神経が安定するとリラックスできるため声量や安定感の増加にもつながります。
■やり方■
まず、お腹を膨らませるように息を吸いましょう。吐く時はお腹をへこませるように吐ききります。
息を吸う時も吐く時も時間をかけゆっくり意識して行うことが重要です。
②リップロール
リップロールとは、口をお閉じた状態で息を吐き、唇を震わせるトレーニングです。音程のコントロールをよくし、地声と裏声を繋ぐ練習になります。
■やり方■
まず息を吸い、吸った息を吐く時に唇を軽く閉じ「プルプルプルプル」と震わせます。細く長く息を吐くイメージで行うのがポイントです。最初は上手くできないかもしれませんが、コツをつかむまで数日は根気よく練習しましょう。
③タングトリル
タングトリルとは、舌を震わせるトレーニングです。タングトリルをすると滑舌が良くなったり、裏声が出しやすくなったりします。
■やり方■
まず、舌を上顎につけます。そのまま、息を吐きながら巻き舌をするように「ルルル」と震わせます。
上手くできない時は舌に力が入り過ぎているかもしれないので、力を抜き軽く上顎につくイメージで試してみてください。
④ミックスボイス
最後のミックスボイスは、地声と裏声の間での発声を練習するトレーニングです。
ミックスボイスができるようになると、裏声で出す高音が安定したり、声が嗄れにくくなったりします。
■やり方■
まず裏声を出し、声帯を締めます。そこからあくびをした時のように、喉を開きながら発声をします。
最初は喉の開いている感覚や声帯が締まっている感覚を覚える必要があるので、繰り返し練習し少しずつ感覚をつかみましょう。
②1曲を丁寧に練習する
2つ目の方法は、1曲を丁寧に練習することです。
最初から最後までしっかり歌いあげれるよう楽譜を見ながら1曲を丁寧に練習することが重要です。
毎回1曲通しての練習でなく、AメロまでBメロまでと区切って丁寧に進めるのもおすすめです。
③録音して確認する
3つ目の方法は、録音して確認すること。自分が歌った音声を聞き、どこが上手く歌えていなかったか把握しましょう。
歌っている時は上手く歌えているように聞こえても、聞き直すと改善できる点が出てきます。また、いつも客観的に聞いて上手く歌えている部分を把握するのも、上達するには重要なポイントです。
④プロに指導してもらう
最後の方法は、プロに指導してもらうことです。やはり1番確実に歌が上手くなるには、プロに指導してもらうのがベストです。
今の自分がより上手くなるには、「どこを改善すれば良いのか」「どんな練習が必要なのか」プロの目線で判断してもらえるのは大きな成長につながります。
他にもプロに指導してもらうメリットがあるので、次の章で解説します。
プロの指導が良い理由と習う場所
歌が上手い人になるためには、練習が必須です。
ですが、プロの指導でないと伸び悩んでしまうこともあるため、安易に自己流の練習をするのはおすすめできません。下手をすると喉を痛めしてまう恐れもあります。
また、自宅や防音設備のない場所で歌の練習をする場合、騒音トラブルにつながることがあります。
周りにも迷惑をかけない環境で、確実に歌が上手い人になるためには、環境の整ったスクールや養成所がおすすめです。ただし、目的によって習う場所(通う先が)異なります。
- ①歌だけならボイストレーニングスクール
- ②アイドルを目指すなら養成所
それぞれの違いを覚えておきましょう。
①歌だけならボイストレーニングスクール
純粋な歌手を目指したい場合は、ボイストレーニングスクールがおすすめです。プロのボイストレーナーから、正しい練習方法や自分の改善点を教えてもらえます。
プロに指導してもらうことで自己流ではなく、しっかりとした練習ができるので短期間でも効果がでやすいです。ただし、ボイストレーニングスクールは歌うことに特化したスクールなのでダンスや演技など、アイドルの他の技術は磨けません。
②アイドルを目指すなら養成所
歌手でなく、アイドルを目指すなら養成所がおすすめです。というのもアイドルになるためには、歌やダンス以外にも必要な知識がたくさんあります。
そのため、独学や自力でアイドルを目指すのはかなり難しいのが現状です。養成所ではアイドルに必要な歌やダンスはもちろん、演技やマナーやスキルも身に着けられます。アイドルを目指している人はまず養成所に入るのが、デビューへの近道です。
歌が上手い人になって思いっきり歌いましょう
おさらいをすると、歌が上手い人の特徴は以下の10個でした。
- ①音程があっている
- ②リズムが正確
- ③滑舌がよく発音が綺麗
- ④歌声に安定感がある
- ⑤音域が広い
- ⑥声量がある
- ⑦姿勢が良くリラックスしている
- ⑧響きがある
- ⑨表現力があり曲にメリハリを出せる
- ⑩マイクの使い方が上手い
全て当てはまらないと歌が上手いといえない訳ではありません。また、少しでも歌が上手い人になるためには、以下の4つの方法がありました。
- ①基礎能力を向上させる
- ②1曲を丁寧に練習する
- ③録音して確認する
- ④プロに指導してもらう
特に本当に歌が上手くなりたい人には、4つ目の「プロに指導してもらう」がおすすめです。歌手を目指すのにもアイドルを目指すのにも1番の近道は、やはりプロに教わることです。
歌手ならボイストレーニングスクールで十分ですが、アイドルは歌以外にもダンスや必要なスキルを身につけないといけないのでまずは養成所を検討しましょう。