アイドルを目指すならダンスも重要です。しかし、ダンスで大切なのはスキルだけではありません。
スキルより大切なものが、あふれ出る豊かな表情です。
「ダンスは表情が大事と言われるけど、うまく作れない」
「表情の作り方を知りたい」
アイドルとして魅力を最大限に引き出すため、ダンスはおろそかにできません。最大限のパフォーマンスとするためにも、表情の作り方を覚えておきましょう。
本記事を読むと、表情の悩みは解決します。かんたんに読めるので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ダンスで表情が作れない原因
表情の作り方を知る前に、「なぜ表情が作れないのか」を知っておきましょう。ダンスで表情が作れない原因は、主にに3つあります。
- ①どう見られたいか意識していない
- ②表情筋が鍛えられていない
- ③振り付けを踊ることに精一杯で余裕がない
いずれかに当てはまる人が多いのではないでしょうか。順番に解説していきます。
①どう見られたいかを意識していない
観客にどう見られたいか、どんな姿を見せたいか意識していないと、いい表情は作れません。
本来、表情は意識して作るものではなく、内にある感情からわき出るものです。そのためには、自分の感情を表現する必要があります。
かっこよく見られたいと意識すれば、自然とクールな表情になりますし、かわいく見られたければ弾けるような笑顔になるでしょう。
ただ漠然と踊るのではなく、ダンスを自己表現の方法と考えて、気持ちを爆発させることが重要です。そうすると自然に表情が現れ、魅力的なダンスを観客に届けられます。
②表情筋が鍛えられていない
表情は内にある感情からわき出るものですが、表情筋が鍛えられていないとうまく表現できません。
なぜなら、豊かな表情を作るのは表情筋で、筋力が弱かったりとこわばっていたりすると動かないからです。
筋肉を使う点では、アスリートもアイドルも変わりません。アスリートは本番で最高のパフォーマンスを発揮するために、毎日トレーニングを続けているのです。アイドルも本番で最高のダンスを披露するためには、日頃の練習が欠かせません。
「あの子はいつも無表情だよね」と言われないように、表情筋を鍛えておきましょう。
③振り付けを踊るのが精一杯で余裕がない
ダンスの振り付けを間違えると観客にもわかってしまうため、精一杯になり余裕がなくなりがちです。
グループ、ソロにかかわらず、ダンスのダイナミックかつ繊細な振り付けに魅力を感じる人は多いでしょう。「間違えたくない!」と必死になることは仕方ありません。しかし、その必死な感情が表情として表れているかもしれません。
余裕がある人のダンスは表情が豊かで、振り付けも魅力的に感じるもの。
ダンスに余裕を持たせるためには、普段の練習から意識する必要があります。練習を積んだ上で、本番を楽しもうと思うと、少しずつ余裕が生まれてきます。
ダンスの表情の作り方
漠然と「ダンスでいい表情を作ろう」と考えても、具体的にどうしたらいいかわからない人が多いのではないでしょうか。それは学校などで「表情を作る授業」がなく、作り方を知らないことが原因です。
本記事では具体的な作り方を5つ紹介します。
- ①どう見られたいかを考える
- ②ジャンルや曲を自分のキャラに合わせる
- ③表情筋を鍛える
- ④振り付けを踊り込む
- ⑤動画で撮影して修正する
自分なりのいい表情を作り上げてください。
①どう見られたいかを考える
ファンにどう見られたいか考えることが重要です。
そもそもダンスはファンに見てもらうためのもので、自分1人で完結するものではありません。どう見られたいかが定まれば、自然と表情はダンスの表現に合ったものへ変わります。
あらかじめ自分の中で考えておき、ダンス中も意識するといい表情を作れるでしょう。
②ジャンルや曲や自分のキャラに合わせる
表情を作るうえで、ダンスを踊る曲も重要なポイントです。
ダンスの振り付けや動き、表情を意識してもうまくいかない場合は、曲を意識していない可能性があります。
悲しい失恋ソングでダンスをしているのに、満面の笑顔で踊っていれば違和感しか残りません。曲によっては笑顔だけではなく、あえて苦しい表情や悲しい表情を見せることも重要なのです。
いい表情を作るために、前提として音楽のイメージを明確に持っておきましょう。
③表情筋を鍛えておく
音楽や自分のイメージが固まっても、表情筋が鍛えられていないとうまく表情が作れません。表情筋とは主に目の下にある頬の筋肉と、口の周りにある筋肉を指します。筋肉なので、使わなければ衰えていきます。
表情筋を鍛えるためのトレーニングはさまざまですが、日常生活で笑顔を意識するだけでも効果的です。有名なトレーニングとしては、割り箸を口に挟んで口角を上げる練習があります。
表情筋とは、いわば笑顔を作るための土台です。安定した土台を作り上げて、いい表情を出せるようにしましょう。
④振り付けを踊り込む
ダンスで重要な要素はいくつかありますが、振り付けを踊り込むことは非常に重要です。本番で振り付けを意識しすぎると、曲や表情に意識を向けられません。
したがって、練習の段階から踊り込むと自信につながり、曲や表情を意識する余裕が生まれます。余裕が生まれると、振り付けと曲、表情がマッチして相乗効果で魅力的に見えるでしょう。
逆に、振り付けを重視すると毎回同じ表情になってしまい、人形のような印象を与えてしまうかもしれません。
最終的な理想は曲を聴けば、意識しなくても身体が勝手に動くことなので、目指してみるといいでしょう。
⑤動画で撮影して修正する
自分のパフォーマンスを客観的に確認することは、表情を作るうえでとても重要です。特に、動画で撮影して修正することをおすすめします。
動画を残すと隙間時間にもダンスの確認ができるため、練習の効率も大きく上がるでしょう。
また、リアルタイムで鏡を見ながら練習することも大事ですが、動画は客観性が増します。自分のパフォーマンスを客観的に見ると、普段は気付けないポイントも気付けるかもしれません。
スマホがあればできる手軽な方法なので、ぜひやってみてください。
ダンスの表情を作るメリット
ダンスでいい表情を作ることは、メリットばかりです。
アイドルにとってダンスは必要なパフォーマンスのため、メリットを理解しておくと表情作りがスムーズになります。
- ①表情もダンスの表現の一部
- ②かっこよく見える
- ③可愛く見える
順番に解説していきます。
①表情もダンスの表現の一部
ダンスと表情は別物と考えてしまいがちですが、実は表情もダンスの一部です。いい表情で踊ると、それだけでダンスのクオリティが高まります。
なぜなら、ダンスと表情は自分を表現するためのものだからです。
キレのある動きや高いダンス技術はファンの目を奪い、素敵な表情はファンの心に焼き付きます。
高い技術と表情を併せ持つことで、より大勢の人がファンになってくれるでしょう。
②かっこよく見える
クールな表情で踊ると、よりかっこよさが際立ちます。
アイドルのあり方も変わってきており、かわいさだけではなく、かっこよさをアピールするグループも増えました。そういったグループのダンスは、眼光が鋭く、非常にかっこよく見えます。
坂道シリーズとして有名な欅坂46は、クールなダンスと表情で話題になりました。
かっこいい表情を作ることで、今までにない新しい自分を見つけられるかもしれません。
③可愛く見える
アイドルである以上、可愛さが絶対条件と考える人もいます。
たしかにアイドルに可愛さは重要な要素であり、その場合はダンスの表情も可愛さを重視するべきでしょう。可愛い振り付けに可愛い表情を加えると、王道とも言えるアイドルのダンスが完成します。
しかしながら、可愛さを表現するのは、笑顔だけではありません。ときとして、困り顔や怒り顔も可愛いいダンスに必要です。
豊富に表情を使い分けて、さまざまな可愛さのダンスを踊りましょう。
アイドルを目指すなら笑顔でのダンスが必須
豊かな表情はアイドルを目指すうえで重要ですが、もっとも基本となる表情はやはり笑顔です。
アイドルが歌う曲は明るいものが多く、ほとんどの曲が前向きで元気づけられます。ポジティブな曲のダンスには、やはり笑顔がぴったりです。
全国的に活躍している有名なアイドルも、代表曲は明るいイメージの曲ばかりで、メンバーは笑顔で踊っています。
まぶしい笑顔と技術の高いダンスを披露すると、ファンはさらに熱狂するでしょう。
養成所でプロに指導してもらうのも手
ダンスの表情作りは1人でもできますが、養成所でプロに指導してもらう方法もおすすめです。養成所はアイドルに必要な要素を細かく指導してくれるため、アイドルとしての総合力が高くなります。
独学で勉強や練習をしても結果が出なければ、自分の未来が見えず不安に陥るでしょう。実績と経験が豊富な指導者に教えてもらえば、自分のやるべきことに集中できますし、ダンスの練習では表情も指摘してもらえるかもしれません。
憧れているアイドルが所属しているプロダクションの養成所など、自分に合ったものを探すといいでしょう。
まとめ:ダンスの表情の作り方を覚えてファンを魅了しよう
ダンスの表情をうまく作れない人は、原因の特定が必要です。原因がわかれば対策を立てて、いい表情を作るよう練習してみてください。
特に普段から表情筋を鍛えたり、練習のときに動画撮影したりするのがおすすめです。土台作りをしっかりしておけば、新しい曲でも魅力的な表情でダンスができます。
ダンスにおける表現力はキレのある振り付けだけではなく、いい表情も必要不可欠です。
独学にこだわらず、養成所でプロに指導してもらうことも視野に入れてください。
たゆまぬ努力で身につけたダンスと素敵な表情は、さらに大勢のファンを虜にするでしょう。