アイドルになりたいものの、なかなかオーディションに受からない方もいるでしょう。オーディションに受かる人には、共通の特徴があります。
今回は、有名アイドルの審査基準をもとに、オーディションに受かる人の特徴をご紹介します。
目次
有名プロデューサーの審査基準
これまで、多くの人気アイドルを輩出してきた有名プロデューサーとして知られているつんく氏・秋元康氏・J.Y.Park氏は、それぞれオーディションで重視しているポイントがあると語っています。ここからは3人の重視するポイントから、オーディションに受かる人の特徴を分析してみましょう。
つんくが重視するオーディションを受かる人の特徴
モーニング娘。などの国民的アイドルを輩出したことでも知られる有名プロデューサーつんく氏は、髪型で雰囲気を作るなど完成された状態ではなく、着飾らない状態からどんな風に成長できるかを重視していると、過去のインタビューで明かしています。
具体的には、初対面ではおでこと口の中を見て、未来を想像しているそうです。どのようなおでこや口の中がよいという基準があるわけではなく、ありのままの状態をすぐその場で見せられるかどうかも見ていると明かしています。逆に、ありのままの自分を見せられない時点で「自分を良く見せよう」としていると判断し、オーディションでは選ばないとのことです。
秋元康が重視するオーディションを受かる人の特徴
次に、おニャン子クラブやAKB48、乃木坂46など、昭和から令和にわたって多くの国民的アイドルを輩出し続けている秋元康氏が重視する基準をご紹介します。
秋元康氏は、審査員それぞれの直感を尊重し、それぞれが魅力的だと感じた参加者を合格させる方式が多いことを明かしています。例えば、審査員が満場一致で合格と判断しなくても、1人でも「この子がいい」と言えば合格させることも少なくないとのことです。このことから、万人受けはせずとも誰かのツボに入る魅力が重要であると分かります。
J.Y. Parkが重視するオーディションを受かる人の特徴
NiziUのプロデューサーとしても知られるJ.Y.Park氏も、オーディションで重視するポイントを明かしています。
例えば、NiziUのオーディションでは「ボーカル・ダンス・スター性・人柄」という4つのピースを集めて1つのキューブを完成させる形で進行しました。他の項目よりも普遍的な「人柄」の項目に対しても妥協できないと語っており、自身だけではなくトレーナーにレッスン態度の評価を聞いていたと明かしています。
スター性や人柄はそれまでの人生で培うものであり、レッスンでは伸ばしづらい項目です。その人がどのように成長してきて、またどのように成長していくかも重要だといえるでしょう。
オーディションに受かる人の特徴
ここまでご紹介した通り、プロデューサーごとにオーディションで重要視するポイントは異なります。とはいえ、オーディションに受かる人には共通の特徴があるとされています。その特徴が以下の5点です。
・偽りの自分を作りすぎていない
・人を惹きつける人柄
・自分をアピールする場ではないことを理解している
・普段から努力している
・仕事に対する覚悟を持っている
この章では、それぞれの特徴について詳しく見ていきます。
偽りの自分を作りすぎていない
一つ目の特徴は、偽りの自分を作りすぎていないことです。
アイドルと聞くとキラキラしていて可愛い女の子が多いイメージを持つでしょう。しかし、可愛い女の子や綺麗な女性は世の中に数多くいます。そのため、単に可愛いだけでは審査員からすれば面白みに欠けて印象に残りません。
つまり、化粧やキャラクターをガチガチに固めてオーディションに挑んでしまうと落ちやすい傾向にあります。
素の自分に近い状態でオーディションを受け、素の自分をアピールしましょう。
人をひきつける人柄
二つ目の特徴は、人を惹きつける人柄です。例えば、大きな声でハキハキと話せる、スタッフへのあいさつ、遅刻をしないなど基本的な行動ができていれば人を惹きつける人柄として評価されます。スタッフや他の人への配慮は、常に見られている意識があることをアピールでき、審査員に好印象を与えられます。
自分をアピールする場ではないことを理解している
次に、自分をアピールする場ではないことを理解している人もオーディションに合格しやすいとされています。
各オーディションでは、事前にグループのコンセプトが決められており、そのコンセプトに合った人を探しています。
参加するオーディションのコンセプトを正しく理解し、研究していることをアピールできれば、審査員からの評価も得られるでしょう。
普段から努力している
オーディションに受かるために、普段からの努力は最も重要だといえます。
歌やダンスの練習など、努力をせずに合格することはほぼ不可能です。なぜなら、練習を積めば積むほどスキルを身につけられるだけではなく、自信にもつながるためです。
練習で自信をつけていれば、堂々としたアピールができ、審査員の目に留まりやすくなるでしょう。
仕事に対する覚悟を持っている
仕事に対する覚悟を持っている点も、共通している特徴です。ステージに立つまでには厳しいレッスンが待っていたり、歌って踊る以外の仕事が来ることもあります。
どのような仕事が来てもやり通す覚悟を見せれば、審査員にも熱意が伝わるでしょう。
オーディションは何度も挑戦することが大切
一度のオーディションで合格することはほぼ不可能です。多くの人が、何十回、何百回とオーディションを受けてやっと合格しています。
「オーディションに落ちたから自分はアイドルに向いていない」と諦めるのではなく、練習を繰り返し、仕事に対する覚悟を持って、何度もオーディションに挑戦しましょう。