あなたは「アイドルになりたい!」と思って、日夜努力を重ねているのでしょう。それはとても素晴らしいことです。
しかし、懸命な日々を送るうちに、いつの間にか「そもそも自分はどうしてアイドルになりたいと思ったのか」を忘れてはいないでしょうか?また、現在アイドルをしている人は、どうしてアイドルという仕事を選んだのでしょうか?
ここで、今一度アイドルを目指す真の理由について、初心に立ち返って考えてみましょう。そして、その理由こそ、人がアイドルに魅了される源です。この記事では、アイドルになりたい理由とアイドルが人を魅了する理由について解説していきます。
目次
アイドルをする理由とは?
そもそもどうして、みんなアイドルを目指しているのでしょうか?また実際にアイドルの仕事をしている人は何が理由だったのでしょうか?
まずはそこから見ていくことにしましょう。
アイドルを目指す、あるいはアイドルをする理由としては、おおよそ下記の6点があげられます。
- ①憧れのアイドルがいた
- ②人前で活躍したい
- ③歌やダンスが好き
- ④友人や家族のすすめ
- ⑤スカウト
- ⑥有名人と働きたい
以下で順番に説明していきます。
①憧れのアイドルがいた
まずは、「憧れのアイドルがいるので、自分もあんな風になりたいと思った」という理由があります。
一昔前であれば、毎日のようにテレビで音楽番組が放送されていました。
アイドルがきらびやかな衣装を着て、オーラを放ちながら歌っているのをみると憧れるのも当然です。
ほとんどの場合、それは単なる憧れで終わり実際にアイドルを目指す人はまずいません。しかし、憧れが強く、自分の外見や歌唱力に自信のある人が「自分もなりたい」と強く思って実際に行動に移す場合がまれにあります。そうした人がオーディションへ応募することになります。
②人前で活躍したい
次に、「人前に立って、みんなに見られて活躍したい」という理由もあります。これは、性格が大きく関係しています。
人の性格を大きく分けると、外向的・内向的に分けられます。内向的な性格の人は人前に出るのをいやがります。スピーチなど人前で話す機会があると赤面し、下を向き、声も小さくなるでしょう。一刻も早く、その場から立ち去りたくなります。
外向的な性格の人は正反対で、人前に立って注目されるのが大好きです。スピーチの場面では嬉々として登場し、よけいな事も含めて長々と話します。できるだけ長くその場にいたいと思うでしょう。
この2つの性格のうち、アイドルになりたいと思うのはいうまでもなく外向的な性格の人です。なぜならアイドルは人前に立ち、みんなから見られる職業だからです。
むしろ見られるのが仕事といえます。したがって外向的な人はアイドルを目指しやすいです。
③歌やダンスが好き
「歌やダンスが好きなので、アイドルになりたい」という理由も十分ありえます。歌手なら歌だけ、ダンサーならダンスだけですが、アイドルはその両方を披露できるためです。
昔、70年代や80年代のアイドルであれば、「アイドル=歌やダンスは下手」という認識が一般的でした。しかし、今はアイドルといっても多様化してきています。歌が非常に上手いアイドルや、ダンスに長けたアイドルなどはいくらでもいます。
また、アイドル養成スクールなどでは小さいころから歌やダンスのレッスンを受けることができます。歌やダンスの好きな子供がレッスンを積み重ね、発表会でその成果を発揮していく中で、その能力を活かす場としてアイドルを選ぶことがあります。
④友人や家族のすすめ
「友人や家族のすすめでアイドルになった」という話もよく聞きます。これは本人の意思でアイドルになった、というより周囲がアイドル性を放っておけなくてアイドルの道へと導いた、というケースです。
家族の場合、よく聞くのが「自分が知らないうちに、親・兄弟・姉妹が芸能事務所にオーディションの書類を出していた。で、事務所に行ってみると合格してしまった」というパターンです。これはもう、アイドルとしての才能に満ち溢れた、ある意味うらやましい話でしょう。
友人のすすめでよくあるのが、「友人がオーディションを受けるのに、一人で行きたくないといって自分も受けさせられた。そしたら、友人が落ちて自分が受かった」というものです。友人にしたら不条理でしょうが、これも友人の無意識でアイドルへの適性を読み取っていた可能性があります。
⑤スカウト
それからまた、「スカウトされたので芸能事務所に入り、アイドルをしている」というパターンもよく聞きます。
芸能事務所としては、アイドルはいわば商品ですので、それこそ必死になってダイヤの原石を探しています。だから街で歩いている人を見て、「これは!」と思った逸材をスカウトするわけです。
地方アイドルを除けば、芸能事務所は主に東京や大阪でスカウト活動をします。原宿でのスカウトを受けたという話もよくあります。逆に、アイドルを目指す人がスカウトの目に留まるようにそうした場所へ行く、というパターンもあるでしょう。
⑥有名人と働きたい
最後に、「有名人と働きたい」という理由もあります。これはかなり現実的で、ある程度年齢が上のアイドル志望者に見られるかもしれません。
社会に出て働くとなると、24時間のうち8時間は職場で過ごすことになります。そうなると、どこで、誰と働くかが人生の幸福にとって重要になってきます。
その際、色々な有名人と一緒に働けるとなると、それだけで職場に行くのが楽しくなるでしょう。有名人と会えて、しかも話もできるとなると有名人と働きたい人は、アイドルを目指します。
アイドルが人を魅了する理由
アイドル活動をしていると、見ている人はその姿に魅了されます。では、具体的にどのような姿に魅了されるのでしょうか?下記の3点となります。
- ①人を笑顔にしている
- ②頑張っている姿勢
- ③舞台の上で輝いている
以下でそれぞれについて見ていきましょう。
①人を笑顔にしている
まず、アイドルが人を笑顔にしている姿に魅了されます。先ほど述べた、「見ている人を元気に、幸せにしたい」という理由からアイドル活動をしていると、その願望がオーラとしてあふれ出て見ている人にも伝わります。
すると、そのアイドルを見ている人は幸福感を感じて、笑顔になります。そしてその様子を見ている人は、アイドルの人を笑顔にする力に感銘を受け、魅了されるというわけです。
これは、自分が売れたい、有名になりたいなどと自分だけのことを考えている場合には決して起こりません。自分が自分がという人を見ると、不快な気持ちになるだけで笑顔は出てこないからです。
②頑張っている姿勢
また、アイドルが見ている人のために一生懸命頑張っている姿勢にも魅了されます。これは別にアイドルに限ったことではなく、一生懸命に仕事や勉強に頑張っている姿を見ると、人は誰でも感銘を受けてその人のために何かしてあげたくなるものです。
逆に、どんなに実力があっても手を抜いていることがわかると、見ている人は途端に冷めてしまい、その場から離れてしまいます。
③舞台の上で輝いている
さらに、アイドルがパフォーマンスをしていて、舞台の上で輝いていると魅了されます。見ている人が幸せになるように歌ったり踊ったりしながら、自分自身もそのことによって幸せや喜びを感じていると輝きを放ち、見ている人に感動を与えることになります。
いくら見ている人のためとはいえ、苦しみながらパフォーマンスをしていては輝きは出ませんし、見ていても痛々しい気持ちになります。やはり自分も楽しい、ということが重要です。
オーディションを受ける時には、芸能事務所から「なぜアイドルになりたいのか?」という質問はよくされます。
これは、一般の就職の面接で「なぜ弊社を希望するのか」と聞かれるのと同じように、まず質問されると思った方がいいでしょう。ですから、事前に答えを考えて置いた方がいいです。
とはいえ、別に嘘をいう必要はありません。正直に答えるようにしましょう。
ただし、自分のことだけではなく、将来のファンのことも考えて答えるようにすると審査員の心証は良くなるはずです。
アイドルになる理由を明確にして夢を叶えよう
アイドルを目指す人やすでにアイドルとして活動している人が、アイドルになる理由を聞かれると答えは以下の6パターンくらいに分けることができます。
- ①憧れのアイドルがいた
- ②人前で活躍したい
- ③歌やダンスが好き
- ④友人や家族のすすめ
- ⑤スカウト
- ⑥有名人と働きたい
また、アイドルが人を魅了するのは以下の3つが主な理由です。
- ①人を笑顔にしている
- ②頑張っている姿勢
- ③舞台の上で輝いている
アイドルになるために現在努力している人は、この理由をしっかりと把握し決して忘れることのないようにしましょう。そうすれば、アイドルへの扉が開くことになります。