アイドルになるため、避けては通れないのが面接です。
しかし、アイドル人気が上がり、面接に合格することはより難しくなりました。
「書類選考は受かったけど、面接ってどんな練習をすればいいの?」
「実際の面接の流れや合格するポイントが知りたい!」
オーディションの面接ごとに、流れや見られるポイントは変わります。
ただし、押さえておけば面接を有利に進められます。
この記事を読むと、以下のことがわかります。
- アイドルに応募した時の面接の流れ
- アイドルの面接に合格するポイント
知っておくことで本番の緊張が和らぎますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
アイドルに応募した時の面接の流れ
まずはアイドルに応募した時の面接の流れを確認しましょう。
もちろんプロダクションや受けるオーディションによって、面接の流れは少し変わります。
しかし多くの場合は、下記の流れで進行することが多いようです。
- 入室
- 自己紹介・自己PR
- 実技審査・特技披露
- 質疑応答
- 退出
どういったことをするのか順番に解説します。
①入室
まずは面接の部屋に入室しますが、油断してはいけません。入室するタイミングから面接は始まっています。
特に面接の最初は面接官にいい第一印象を持ってもらうため、重要なセクションです。ノックをして、元気よく「失礼いたします」と挨拶してから入室しましょう。
お辞儀をして面接官の元へ行きますが、イスがある場合は促されるまで勝手に座ってはいけません。元気がなかったり礼儀正しくなかったりすると、面接官の印象が悪くなります。
笑顔、正しい姿勢を常に意識して面接に臨みましょう。
②自己紹介・自己PR
次に自己紹介と自己PRをします。
勘違いされがちですが、自己紹介と自己PRはまったく別物です。自己紹介は氏名や年齢、出身地のように自分の事柄を話すことを言います。
一方で自己PRは、自分の魅力を他者に伝えること。アイドルとしてデビューしてからも、ファンに自分自身を知ってもらうために必要な能力です。
多くの面接官は自己PRに重点を置くので、自己PRは全力で取り組むのがおすすめです。
面接官の印象に残るためには、テンプレートのような自己PRは避けましょう。たくさんのアイドル志望を見てきた面接官には、残念ながら響かないからです。
意気込みや熱意を伝えるように意識して、ほかの応募者と違うところをアピールしましょう。
③実技審査・特技披露
実技審査・特技披露では、よりアイドルらしさを審査されます。
実技審査では歌やダンスを審査されることが多いようですが、面接によってはもっと多様のようです。
審査といっても上手である必要はなく、熱意やキャラクター性が特に見られます。今のアイドルを見てもわかるように、求められるのは歌唱力やビジュアルだけではありません。
「人とは少し違う何か」を求められることが多いようです。努力が見えるパフォーマンスや、全力で取り組む姿勢をアピールしましょう。
しかし、実技が上手であることに越したことはないので、普段からしっかり練習しておくことが大事です。
特技披露は基本的に何でもいいので、自由にアピールします。ただしできるだけその場で披露できるものがおすすめです。
その場で披露できれば信憑性がありますし、何より面接官に大きなインパクトを残せます。体の柔らかさが自慢なら、Y字バランスや180度開脚もいいでしょう。
反対にゲームが得意などは面接官に披露できないので、おすすめできません。
ただし、体を大きく動かす場合にはスパッツを用意しておいたり、道具の持込が必要な場合には事前に確認したりしておきましょう。
④質疑応答
質疑応答は、面接官の質問に答えます。多くの場合は自己PRや応募書類の内容について、突っ込んだ質問をされるようです。
自己PRはもちろんですが、応募書類に書いたことは確実に頭に入れておきましょう。嘘をついたり、見栄を張ったりすると必ず面接官に見抜かれます。
そもそもアイドルのファンは、自然体のアイドルが好きなもの。嘘をついても得することはありません。
さらに質疑応答では、質問があるか問われることもあります。迷ってしまうかもしれませんが、積極性をアピールできるチャンスです。
「特にありません」とならないように、事前に考えておきましょう。
⑤退出
面接が終われば部屋から退出します。手応えがなくても、最後まで気を抜かないように気をつけましょう。
面接官は部屋から出る瞬間まで、応募者を見ています。
終わった途端に落ち込むことがないように、元気よく挨拶とお礼をして退出しましょう。いい印象を与えられたら、別の機会に声がかかるかもしれません。
アイドルの面接に合格するポイント
面接の流れが理解できたら、次は合格するためのポイントを具体的に解説します。
- 面接官がよく聞く質問に備えておく
- カメラテストに備えて身だしなみを整えておく
- 自分を売り込みアピールする
- 粘り強さとやる気を見せる
- 印象に残るような回答をする
上記の5つを押さえたからといって、確実に合格できるわけではありません。
しかし、少なくとも面接官の印象は、いいものになるはず。当日に慌てることがないように、普段から練習しておきましょう。
①面接官がよく聞く質問に備えておく
面接官はいろいろな質問をしますが、よく聞く質問がいくつかあります。すぐ答えられるように、あらかじめ備えておきましょう。特に下記の質問はよく聞かれるようです。
- 志望動機
- 好きな人、尊敬している人
どんな質問でも大事なのは、明確で具体的な理由です。
誰でも答えられるような回答は、印象に残りません。
例えば「歌が好きだから」、「アイドルになるのが夢だったから」は、面接官にとって退屈な回答と言えます。
聞かれそうな質問を普段から考え、パソコンで文字に起こして、練習しておくことで、面接官の印象に残るでしょう。
②カメラテストに備えて身だしなみを整えておく
カメラテストとは、プロの現場で実際に撮影することを言います。写真写りなどを確認するために、行われることが多いようです。
カメラテストがある場合は、自身に似合う身だしなみを整えておきましょう。ただし単純にお気に入りの服ではなく、撮影に向いている服装を考えることが大事です。
大前提として、ボディーラインが隠れないものを選びましょう。アイドルとは人前に出る仕事なので、体型も重要です。
体型が隠れる服ではアピールになりません。
ボディーラインが隠れない服で、自分が普段着慣れているオシャレな服がよりよい選択肢と言えます。
当日の服はなんとなく選ばず、必ず意味を持たせましょう。
③自分を売り込みアピールする
面接において、自分をどうアピールするかが非常に大事です。
なぜなら面接官は、応募者の個性を重視していることが多いから。
「自分にはアピールするものがない」と思う人もいるかもしれませんが、アピールポイントがない人などいません。
昔から好きなことでもいいですし、並々ならぬこだわりがあることでもいいでしょう。
「これだけは負けない!」ということを全力でアピールすれば、いい印象を残せます。
当然アピールしたことに関しては、何を聞かれても答えられるように準備しておきましょう。
④粘り強さとやる気を見せる
アイドルとして重要なことはたくさんありますが、粘り強さとやる気も重要です。
アイドルデビューを果たしたとしても、やりたい仕事ばかりできるわけではありません。
つらい仕事をこなすときに重要なのが、粘り強さとやる気です。つらい仕事と聞いて、「体を張る仕事」をイメージする人がいると思います。
もちろん「体を張る仕事」は大変ですが、そもそもステージに立つための練習が過酷。面接を「全力で受ける」ことを意識しましょう。
粘り強さとやる気は、面接官に必ず伝わります。
⑤印象に残るような回答をする
面接においてずっと意識するべきなのは、面接官の印象に残ることです。どれだけアピールしても印象に残らなければ、「この子どんな子だっけ?」となりかねません。
インパクトを残すためにも、誰でもできることは避けましょう。特に自己PRや志望動機は、他者と差別化できるように事前に考えておくのがおすすめです。
イラストが得意なら、即興で面接官の似顔絵を描くことで大きなインパクトを残せます。志望動機も「○○さんに憧れているから」ではなく、プロダクションのシステムに触れるなど具体的に答えるといいでしょう。
面接官の印象に残るため、常に他者との差別化を意識するのがおすすめ。
実技に備えるためには養成所もおすすめ
面接で大切な実技審査は、普段の積み重ねが非常に大事です。独学で学んでうまくいく人もいるようですが、ボイストレーニングやダンスを練習するなら養成所もおすすめです。
養成所に通うことで、独学では得られないメリットが3つあります。
- 効率的なカリキュラムでプロにレッスンしてもらえる
- 芸能界とつながりがある
- 同じ目標を持つ仲間やライバルができる
養成所で行うカリキュラムは、何年も繰り返されて洗練されたプログラムです。効率的ですし、芸能界に通じるプロのレッスンを受けられます。
養成所によっては、芸能界とのつながりがあるかもしれません。つながりがあれば有利とは言い切れませんが、不利に働くことはあまりないでしょう。
独学と大きく違うのは、目標を同じくする仲間やライバルの存在です。孤独に練習するのとは違い、切磋琢磨することで大きく成長できる可能性があります。
3つのメリットを考えると、実技を効率よく身につけるために養成所を選ぶのもいいでしょう。
アイドルの面接に応募して合格を目指そう
アイドルになるためには、たくさんの難関を突破しなくてはいけません。
難関のひとつである面接の流れを把握し、ポイントを押さえることで合格率はグッと上がるでしょう。
実技の練習は、養成所もおすすめです。
ただし、常に意識するべき点は「面接官の印象に残ること」です。
行動と言動に気をつけて、他者との差別化を目指しましょう。
「面接官を自身のファンにする」くらいの気概で望んで、ぜひ合格を目指してください。