「アイドルのオーディションってどんなことするの?」
「絶対合格したいから、オーディションの内容を知って対策したい!」
こんな疑問にお答えします。
アイドルになるためには、オーディション合格が不可欠です。
しかしやみくもに挑戦しても合格する確率は低いもの。
そこでこの記事では、オーディションの内容について解説します。
併せてオーディションを突破するコツもお伝えしますので、どうぞ参考にしてください。
目次
アイドル オーディションの内容とは?
オーディションの内容は、大きく分けて以下の3つです。
- 書類審査
- グループ面接
- 面接
順番に説明していきます。
①書類審査
書類審査の内容は、「写真」・「プロフィール」・「自己PRや志望動機」の3つ。
ひとつずつ説明していきます。
写真
書類審査でまず最初に見られるのが、写真です。
写真の良し悪しで書類審査がほぼ決まる、といっても過言ではありません。
パッと見て写真がかわいければ、書類の内容を見てもらえます。しかし写真がイマイチなら、次の人の写真に移ってしまうこともあるくらい、写真は大事です。
書類に貼り付ける写真は、必ず自分1人が写っているものを使いましょう。
真正面を向いてる写真で、上半身と全身の2パターン必要になります。
どんな写真がよいかは「①提出書類の写真にもこだわる」で解説します。
プロフィール
プロフィールでは、名前や生年月日・年齢・住所・スリーサイズといった基本情報を記入します。
年齢やスリーサイズを誤魔化して書いても、あとでバレる可能性が高いです。プロフィールには本当のことを書きましょう。
身長や体重はミリ単位まで正確に記入すると、審査員に好印象を与えます。
自己PRや志望動機
自己PRには、自分がどんな人か。志望動機には、オーディションを受けた理由をそれぞれ記入します。
審査員は、多くの書類を1枚ずつじっくり見ることはありません。書類確認にかける時間は、1枚約1分といわれるほどです。
この短い間に「この人をもっと知りたい」と思ってもらうことが大事。
自己PRの例について、以下にまとめました。
NG例 | ・「絶対アイドルになりたいです」「アイドルを好きな気持ちは誰にも負けません」など根拠のないアピール ・内容にウソがある |
---|---|
OK例 | 具体的な数字やエピソードを入れて、説得力を出している |
応募書類が完成したら、誤字脱字がないか必ず確認しておきましょう。
もし書類送付後に書き間違えを見つけたら、もう一通送らず運営へ連絡して、指示を仰ぐのがベストです。
書類審査の合否発表は、一般的には締切から1~2ヵ月以内に、合格者のみに通知が届きます。
②グループ面接
グループ面接は、大規模なオーディションで行われることが多い面接形式。
5~10人程度のグループで、順番に面接を行っていきます。
審査員からの質問は、主に応募書類の内容を聞かれることが多いです。
特に自己PRの内容は深く聞かれやすいので、しっかり対策しておきましょう。
一例として、オーディションに合格したアイドルの自己PRを紹介します。
櫻坂46 田村保乃さん
二次審査から最終審査までひたすらアイドルのことが好きだという気持ちを語ることしかできませんでした。
好きな気持ちをその関係者の方に伝えられる事って滅多にない機会だし伝えられることがありがたいなあと思っていました!
グループ面接では、最初に話す人はプレッシャーが大きく緊張してしまいます。
順番があとになるほど答えを考える時間があり、緊張がほぐれやすいです。ほかの受験者の受け答えや特技を見られるため、あとの方が有利といえます。
③面接
グループ面接とはちがい、1人ずつの面接です。
面接官は1人のときと複数人の場合がありますが、大抵はプロデューサーなど立場のある人が参加します。
質疑応答では審査員から、
「アイドルになろうと思った動機」
「どんなアイドルになりたいか」
「どうやってファンに喜んでもらうのか」
など、あなたのアイドル像についての質問が多いです。なにを聞かれても答えられるようにしておきましょう。
緊張でうまくしゃべれなくても、ポジティブに切り替えることが大事です。
過去の合格者の中には、ギャグがスベってもそれを持ち味に変えてしまう人もいました。
櫻坂46 松田里奈さん
自己PRではずっと一発ギャグをやり続け、ほとんど微妙な空気になりましたが、全部笑顔で「はいっ」と言ってしめていました。笑
コツは、どんなときでも明るい大きな声で、相手の目を見てしっかり話すこと。本番で緊張してしまい、審査員を見ずに話すことがないよう注意しましょう。
他にもアイドルのオーディションの審査の種類
オーディションには、様々な審査があります。
その中でも代表的な審査は、次の4つ。
- 歌唱審査
- ダンス審査
- 演技審査
- Web審査
1つずつ紹介していきます。
①歌唱審査
歌唱審査は、審査段階によって内容が変わります。主な内容を以下にまとめました。
二次審査 | 30秒ほどアカペラで歌う。選曲と歌唱箇所は自由 |
---|---|
三次審査、四次審査(最終審査) | カラオケ機器使用でフルコーラス |
歌唱審査は歌唱力を競う審査だと思いがちですが、必ずしも歌のうまい人が合格するわけではありません。
過去のハロプロのオーディションでも、歌がうまくなくても合格している人がいます。
そこそこうまく歌うより「これが私の個性だ!」と突き抜けた方が、審査員の印象に残りやすいです。
ポイントは、歌ってるときに審査員の目をしっかり見ること。
余裕があれば、フリを入れてアピールするのもよいでしょう。あくまでも「歌」の審査なので、フリは軽いもので十分です。
難しい歌や媚びた選曲よりは、うまく歌える歌を選ぶのがベスト。歌う曲の歌詞は、しっかり暗記しておきましょう。
②ダンス審査
ダンス審査で重視されるのは、基本的な部分。体の軸がきれいに動いているかです。
自分らしさを出したダンスでも、体の軸がブレていると評価が下がります。
主なダンス審査を以下にまとめました。
審査内容 | どんなところを見られるか |
---|---|
事前に振付の先生からレッスンを受け、審査員の前でダンスをする | ダンスの技量より、レッスンに挑む態度や吸収するスピードなど |
即興ダンス | 音楽に合った表現か |
ダンステクニックのほかに重視されるのが、あなたの表情とやる気。
できないところで手を抜く、適当にこなそうとする姿勢があれば、審査員はすぐ見抜きます。
うまく踊れなくても、できるだけよいパフォーマンスを見せようとする。このポジティブな姿勢が、アイドルらしさにつながります。
おすすめはダンスによって表情を変えること。
アイドルらしいかわいいダンスなら、笑顔を多めにしましょう。審査員に目線を投げる余裕も出せたらいいですね。
歌詞に合わせて表情を変えられたら完璧です。
③演技審査
演技審査には、様々な種類があります。
・事前に脚本を与えられ、オーディション当日まで練習する時間がある
・当日に脚本をもらってすぐに、審査が行われる
・芝居の設定だけを決められ、セリフや動きはアドリブで演じる
よくあるパターンは、物語の脚本を渡されて、その場で演じる審査。
どのくらい演技ができるか・演技に取り組む姿勢なども審査対象となります。
うまく演じようとして、自分らしさを見失ってしまう人も多いです。それでは、イマイチ審査員の心に残らない演技になってしまいます。
無難に終わらせようとせず、自分にしかできない表現をしたり、他の人には負けない熱意があることをアピールしたりすることも重要です。
④Web審査
アイドルのオーディションには、Web審査をするケースが増えています。
内容は、動画配信やTwitterでファン投票を求めるもの。動画生配信アプリのポイント数やTwitterでのリツイート数を見る審査もあります。
代表的なのは、乃木坂・欅坂など坂道グループのSHOWROOM審査、ミスiD2021のSNS選考など。
Web審査では、顔出しは必須ではありません。顔出しをしないでオーディションに合格した例もあります。
日向坂46 影山 優佳さん
色々悩みに悩んで顔出しはせず声だけの配信をしました。あの配信はたくさんのことを学ぶことができて声だけだったけれど、やって良かったなって思っています。
審査基準としては、トーク力やファンとの接し方。ほかにも失言をしないかなど、様々なところを見ています。
アイドル オーディションを突破するコツ
オーディションを突破するコツを、以下にまとめました。
- 提出書類の写真にもこだわる
- 当日の服装や身だしなみにもこだわる
- 印象に残る質問をする
- 激務のアイドルを勤めるやる気を見せる
- 何度でもオーディションに挑戦する
順番に解説していきます。
①提出書類の写真にもこだわる
アイドルには笑顔がとても重要です。
提出用の写真を撮るときは自撮りではなく、家族や友人、写真スタジオなどで撮ってもらうようにしましょう。
歯が見えるくらいの笑顔、または歯が見えないよう口を閉じ、口角を上げる感じでニコっと笑うのもいいですね。
一方、NGな写真の例を以下にまとめました。
NGな写真 | 理由 |
---|---|
横顔 | 顔の形がわかりづらくなるため |
自撮りや加工した写真 | 加工の疑いがある写真は認められていないため |
プリクラやスクショを写真代わりにする | 写真以外は認められていないため |
メイクやコスプレをやりすぎる | 素の状態がわからないため |
友達と一緒に写っている | どちらが本人かわからないため |
写真撮影時のカラコンやディファインの着用は、注意事項に書かれていなければ問題ありません。
ただし色が派手・目が大きくなりすぎるものは、審査員に奇抜な格好と思われかねないので、避けた方が無難です。
②当日の服装や身だしなみにもこだわる
書類審査に合格すれば、次は二次審査として面接が行われます。
当日の服装で重要なのは、オーディションのテーマに沿った服装。
地味な服装だと、審査員に「アイドルになるのに、この人には華がない」と思われてしまうかもしれません。
地味にならないよう白などの明るい色で、清潔感のあるシンプルな服装がベストです。
服装の例を以下にまとめました。
トップス | ブラウス、Tシャツ、薄手のニット |
ボトムス | スカート(膝が見えるくらいの丈)、ショーパン |
その他 | ワンピース、学校の制服など |
審査には、足の長さ・胸の大きさなどのスタイルや、全体的なバランスも見られます。
過度な露出にならない範囲で、体型がわかる服装を選ぶとよいでしょう。
一方、派手すぎるメイクや装飾、奇抜な格好で目立とうとするのは逆効果。
ダメージ加工やダボダボな服装、大きなロゴのある服装などは、場合によってはだらしなく見えてしまうので、避けた方が無難です。
身だしなみに関しても、大事なのはナチュラルに見えること。
身だしなみについて、以下にまとめました。
カラコン・つけまつげ | 注意事項で禁止されていなければ問題なし ただしナチュラルに見えることが大事 |
髪型・髪色 | 明るすぎる髪色や奇抜な髪型でなければ自由 |
メイク | ナチュラルメイクが無難 濃いメイクは避けた方がよい |
ノーメイク | メイク必須ではありません どのオーディションでも、ノーメイクの参加者が一定数います |
基準として、受けたいオーディションの現メンバーを参考にするとよいでしょう。
③印象に残る質問をする
面接では「質問ありますか?」と逆質問されることがあります。
逆質問では、YES・NOで答えられる質問はしないこと。話が発展しないので、具体的な質問を心がけましょう。
ポイントは、オーディションに関係あることで、印象に残る質問をすること。
一例としては、「合格者に望む要素はありますか」と質問し、返事をもらったら「私はその条件に当てはまります。たとえば〜」と自己PRへつなげる方法もあります。
話が広がる質問をすれば、コミュニケーション力をアピールできます。
④激務のアイドルを勤めるやる気を見せる
アイドルの仕事は、基本的に激務です。
歌やダンスのレッスンのほかに、空き時間にTwitterやInstagramなどのSNSの更新、ほかにもファンとの交流のためにすることもたくさんあります。
睡眠時間が1日平均3~4時間のときもめずらしくありません。
そんな激務に心折れて、アイドルを辞めてしまう人もいます。
それでもアイドルになりたい気持ちがあること。激務に耐え抜くやる気を見せるのも、有効なアピールです。
⑤何度でもオーディションに挑戦する
アイドルになるためにもっとも大切なのは、1回や2回オーディションに落ちてもあきらめないこと。
落ちてくやしい思いをしたからこそ、
「書類はわかりやすい文章で、インパクトのある内容を加えよう」
「写真は何度も撮って、最高の一枚を選ぼう」
と、どこがいけなかったか真剣に向き合えるもの。
「チャレンジ→改善→チャレンジ」のサイクルを繰り返せば、書類審査の合格までのスピードも早まります。
不合格だった経験がある人の方が、次のオーディションへの熱意が強いです。
忘れてはいけないのが、審査基準はオーディションごとにちがうこと。
実力のある人を求めるプロデューサーもいれば、まだ完成されていない原石みたいな人を求めるプロデューサーもいます。
あきらめずに何度でも挑戦し続けましょう。
まとめアイドルのオーディションは内容に対策して突破しましょう
記事の内容をまとめると、以下のようになります。
- 書類審査は、写真・プロフィール・自己PRや志望動機
- 代表的な審査は、歌唱・ダンス・演技・Web
- 1度や2度落ちたくらいで簡単に諦めない
オーディションを受けるときは、オーディションで求められているのはどのような人物かを考えるのが重要です。
オーディションに適したアピールができるよう準備して、合格を勝ち取りましょう。