チェキ会とは、アイドルイベントの特典会の一種で、目当てのアイドルと一緒にインスタント写真を撮りものです。このとき、参加者はアイドルと少し話ができます。
好きなアイドルに直接会えて話ができ、さらに一緒に写真まで撮ってくれるとなると参加者はうれしいですし、アイドルもファンと直に交流ができて楽しいものです。
ただし、チェキ会を楽しむためには、ルールをおさえておくことが重要です。ここではアイドル・参加者双方にとってのチェキ会のルールを解説します。
目次
チェキ会のルールとは?【アイドル側】
まずはアイドル側が知っておくべきチェキ会のルールについて述べていきます。大前提として、運営によって定められたチェキ会のやり方に従うのが基本となります。
しかし、運営の決めたやり方は主にチェキ会全体の運営に関するものである可能性が高く、個々のチェキ会の場面場面での対応までは細かく規定しきれないかもしれません。
ですから、アイドル自身が事前に禁止事項をさらに細かく設定しておくことをおすすめします。できればそれをスタッフにも伝えておくとよいでしょう。
ここでは、アイドル側がおさえておくべきチェキ会のルールのポイントを紹介します。おおよそ下記となります。
- ①可能なポーズの範囲を指定しておく
- ②禁止の会話内容を決めておく
- ③体への接触は禁止にしておく
以下で順番に見ていきましょう。
①可能なポーズの範囲を指定しておく
まず、「可能なポーズの範囲を指定しておく」とよいでしょう。つまり、チェキを撮る時に、取るポーズとしてどこまで大丈夫かをあらかじめ設定しておくわけです。
ファンとあまりにも接近する、または性的なことを想像させるポーズを取るのは後で問題となる可能性があります。そうしたポーズをとってもらった参加者は、自慢したくてSNSなどに画像を上げてしまうことがあるからです。
するとそれを見たファンが騒ぎ出し、大事になって最終的には処分が下されることもあります。きわどいポーズを要求されたら、さりげなく拒否するようにしましょう。
②禁止の会話内容を決めておく
つぎに、「禁止の会話内容を決めておく」こともおすすめです。つまり、事前にNGな話題をいくつか設定しておくわけです。
参加者との話には台本などないので、つい話題が色々と飛びがちです。ただし、下ネタや他のグループやメンバーの悪口など、社会通念上よろしくない会話内容は避けるのが無難でしょう。
これも「あのアイドルがこんな事言ってた」などとSNSに上げられてしまうと、印象が悪くなりかねません。
事前にNGを設定しておき、そうした会話になりそうであれば自分から話題を変えるようにしましょう。おしゃべりで何を言うかわからないと不安であれば、初めにだめな話題について参加者に伝えるのもありです。
③体への接触は禁止にしておく
さらに「体への接触は禁止にしておく」と決めておくと良いです。つまり、ボディタッチは、することもされることも一切禁止にしておくわけです。
身体への接触は、たとえ髪や服であったとしてもスキが生じやすく、事件につながる可能性もあります。もちろん自分のファンにそんな人がいるはずないと信じたいのはわかりますが、警戒は必要です。
大変残念なことではありますが、ファンとは一定の物理的距離を保つようにしましょう。その分、パフォーマンスで心理的距離を近づければいいのです。
チェキ会のルールとは?【参加者側】
参加者の側にも、おさえておくべきチェキ会のルールがあります。チェキ会に参加する時には、参加者もルールを守ることが求められるからです。ルールを守らない場合には、退場や出禁といった処分が下されることもあります。
参加者側がおさえておくべきチェキ会のルールのポイントについて見ていきましょう。下記となります。
- ①持ち時間は厳守する
- ②迷惑にならない範囲でポーズを考えておく
- ③会話内容を決めておく
順番に説明していきます。
①持ち時間は厳守する
まず、「持ち時間は厳守する」必要があります。アイドルに会える時間は限られていますので、持ち時間の指示には従うようにしましょう。
目当てのアイドルに会いに来たのは、あなただけではありません。そのアイドルに会いたい他の参加者が後ろに並んでいます。迷惑にならないようにしましょう。
持ち時間を厳守するようにしていると、行動の計画が立てやすくなります。他のアイドルにも会える時間ができることになります。
②迷惑にならない範囲でポーズを考えておく
また、「迷惑にならない範囲でポーズを考えておく」ようにしましょう。具体的には、あらかじめどんなポーズでチェキを撮るか、いくつか決めておきます。そしてそれは、あまりにもセクシー過ぎない、アイドルに接近しすぎないポーズの方がいいです。
もっともスマートな方法としては、自分の番になったらアイドルにポーズを提案し、その中から選んでもらうようにする、というやり方があります。こうすれば、アイドルが迷惑に感じるポーズをさせることを完全に避けられるからです。
③会話内容を決めておく
さらに、「会話内容を決めておく」方がいいです。こうすることにより、プライベートな会話やわいせつな発言をさけることができます。
もっと踏み込んで、あらかじめ、何を話すかについて事前にシミュレーションしておくとなおよいかもしれません。こうすれば、アイドルとスムーズに会話できます。
もしも話の流れで危ない方向に行きそうになったら、それとなく話題をシミュレーション通りに戻すようにしましょう。
チェキ会のルールで覚えておいた方が良いこと
チェキ会のルールには、他にも覚えておいた方が良いことがあります。ただしその前に、大前提として社会通念上の常識としての行動ルールについては従うのは当然です。
その上で、チェキ会でのアイドルとの出会いの場だけではなく、チェキ会全般に関する運営側が定めるルールについても、一般的なものについては把握しておく必要があるでしょう。
チェキ会独自のそうしたルールにはおおよそ下記のようなものがあります。
- ①迷惑な人がいたら警備員やスタッフを呼ぶ
- ②受け取りが困難なプレゼントを把握しておく
- ③参加者が用意した物を持っての撮影はNGとなる場合がある
以下でそれぞれについて見ていきます。
①迷惑な人がいたら警備員やスタッフを呼ぶ
まず、「迷惑な人がいたら警備員やスタッフを呼ぶ」というルールがあります。たとえ犯罪ではなくても、迷惑な行為や発言をする人がいた場合、警備員やスタッフが呼ばれるのが一般的です。
残念ながら、アイドルファンの中には「厄介」などと呼ばれる迷惑行為を行う人が一定の比率で存在します。このような存在のために、他の善良な参加者やアイドルが不愉快な思いをし、チェキ会の雰囲気が壊れるのは残念です。
したがって安全上、そのような人は早急に排除することがチェキ会のスムーズな運営にとって重要です。
②受け取りが困難なプレゼントを把握しておく
また、「受け取りが困難なプレゼントを把握しておく」とよいでしょう。裏返すと、アイドル側が受け取れないプレゼントは渡さないようにする、ということです。
受け取れないようなプレゼントを渡して、せっかくアイドルのために選んだプレゼントを返されるのはショックですし、アイドル側も心が痛むことでしょう。どのようなプレゼントなら受け取ってもらえるのか、事前に調べておきましょう。
例えば、生モノは受け取れないプレゼントになっている場合があります。
③参加者が用意した物を持っての撮影はNGとなる場合がある
さらに、「参加者が用意した物を持っての撮影はNGとなる場合がある」ことに気をつけましょう。参加者側が用意したグッズを使った撮影はできないこともあるのです。
思い出のために、チェキ会に物を持ち込みたい気持ちはわかりますが、アイドルに迷惑を掛けないように配慮する必要があります。
そして、自分の生身の身体こそが一番のグッズであると理解し、アイドルと一緒に写真を撮ることが最高であると考えましょう。
チェキ会以外にもアイドルとして活躍したいなら養成所がおすすめ!
チェキ会以外にもアイドルとしての活動の場を広げたいのであれば、養成所に通うことをおすすめします。
確かに、チェキ会はファンとふれあう重要な機会です。ただし、チェキ会をいくら重ねても歌やダンスの能力の向上にはつながりません。
アイドルとして飛躍するためには、やはりパフォーマンスで魅せることが重要です。そのためには、養成所でしっかりトレーニングするのが最適でしょう。
まとめ:チェキ会のルールを覚えて楽しもう!
チェキ会には、様々なルールがあります。アイドル側では下記をおさえておく必要があります。
- ①可能なポーズの範囲を指定しておく
- ②禁止の会話内容を決めておく
- ③体への接触は禁止にしておく
また、参加者側でも上記と呼応するように以下のことに気をつけましょう。
- ①持ち時間は厳守する
- ②迷惑にならない範囲でポーズを考えておく
- ③会話内容を決めておく
チェキ会はファンとの直接交流の場ですので、ファンもアイドルも楽しみにしています。ただし、スムーズな運営には、ルールにしたがうことも必要です。
アイドルも参加者も、ルールを守った上でチェキ会を楽しみましょう!