PassCodeとは、どんなアイドルグループなのでしょうか?PassCodeは、「ロック系のアイドル」として、高い実力と音楽性を持っているアイドルグループです。
彼女たちは「武道館でライブを行うこと」を目標にして活動してきました。山あり谷ありの状況を乗り越えて、2022年2月12日に武道館公演を実現しました。
この記事では、PassCodeとはどのようなアイドルグループなのか、主な代表曲、魅力について解説していきます。PassCodeについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
PassCodeとは?
引用元:PassCode公式サイト
PassCodeとは、どのような経歴のあるグループなのでしょうか?ここでは、歴史をお伝えします。
PassCodeは、音楽プロデューサーの平地孝次が大阪でメンバーを募集して、2013年2月に発足させたグループです。平地氏はもともとミュージシャンでもあり、そのころすでに現在のPassCodeの代表曲である『Club Kids Never Die』などを演奏しています。
当初は普通のアイドルそのものであり、かわいらしい曲を歌っていました。しかし、人気が今一つであったため、ラウドロックを取り入れた激しい楽曲のパフォーマンスをするようになります。「ロック系のアイドル」となったのです。
ここで人気に火が付き、さまざまなアイドルフェスで強い印象を与えたのちに、2016年にメジャーデビューを果たしました。
その後も彼女たちの快進撃は止まらず、海外や日本のYouTuberの目にも止まるようになります。彼女たちのような日本のロックアイドルは、「alternative idol」と呼ばれて、海外でも人気を獲得し始めます。
それに応じるような形で、これまでの楽曲をまとめて海外のファン向けにアルバムを出したりもしていました。そして、2020年にはフジテレビ系ドラマ『隕石家族』の主題歌に『STARRY SKY』が使われ、オリコン1位を獲得します。
そうした中で、グループの特徴とも言えるシャウトを担当していた今田夢菜が脱退するというショックな出来事があり、先行きを危ぶまれたりもしました。
しかし、新たに有馬えみりというシャウト・デスボイス能力の高いメンバーが加入。ついに武道館公演を迎えるに至っています。
PassCodeのメンバーは?
引用元:PassCodeFacebookページ
PassCodeの現在および元メンバーについて紹介していきます。
現在のメンバー
現在のメンバーは、下記の4名です。
南菜生(みなみ なお)
引用元:PassCode公式サイト
南菜生(愛称やちい)はグループの中では煽り担当で、ライブ中に観客に声をかけたりゲキを飛ばしたりしています。PassCodeには明確なリーダーはいませんが、なんとなくリーダー的な役割を果たしているように見えます。ラジオのパーソナリティーも担当。
高嶋楓(たかしま かえで)
引用元:PassCode公式サイト
高嶋楓(愛称かっぴ)は最年長でありながら、どことなくほんわりとした印象のあるメンバーです。しかし、ダンスのパフォーマンス力は高く、楽曲によっては二名でのシャウトが入ります。その際には、メインのシャウトメンバーとシャウトの掛け合いもします。
大上陽奈子(おおがみ ひなこ)
引用元:PassCode公式サイト
大上陽奈子(愛称ひなちゃん)は「モー娘。10期オーディション」で最終審査に残るほどの逸材で、その歌唱力は折り紙付きです。2015年8月に加入して、さっそくTIF((Tokyo Idol Festival))でパフォーマンスするなど実力もあります。
有馬えみり(ありま えみり)
引用元:PassCode公式サイト
有馬えみり(愛称えみり)は、ギャップ萌えが魅力のメンバーです。普段はとてもクールで人を寄せ付けないようなオーラを発しています。それがいったん笑顔になったり、話したりすると、とたんにかわいらしい面を見せます。メロメロになるファンが続出です。
えみりは、先にも述べた通り2021年8月に新加入したメンバーです。もともとはLady Babyという、『ニッポン饅頭』という曲で有名なグループにいてデスボイスを担当していました。
元メンバー
- 神崎玲香
- 香月恭子
- 桜井さき
上記の元メンバーたちはかわいいアイドル路線の時代に在籍していました。
黒原優梨
もともとはPassCodeのリーダーでした。2015年10月に脱退しています。
今田夢菜(愛称ちゆな)
このグループの楽曲のキモとなる、シャウトを担当していました。身長が低く、小柄な体つきなのですが、そこから信じられないようなシャウトが絞り出されてきます。長らく体調不良だったのですが、2021年8月3日に脱退となりました。詳細は後述します。
PassCodeの名前の由来は?
引用元:PassCodeFacebookページ
PassCodeの名前の由来については、調べても情報が出てきませんでした。今後、PassCodeの名前の由来について明かされる日は、くるのでしょうか。
PassCodeの代表曲は?
引用元:PassCodeFacebookページ
ここで、PassCodeの代表曲として3曲を紹介します。
- 『Taking You Out』
- 『Toxic』
- 『FLAVOR OF BLUE』
ぜひ参考にしてください。
『Taking You Out』
まずは、『Taking You Out』という曲を取り上げます。こちらはメジャーデビューしてしばらくしてからの曲です。
初めて聴いた人は、「これがアイドルの曲なのか」とおそらく驚くでしょう。最初から今田夢菜のすさまじいシャウトがさく裂しています。
実際、この曲はかなりのインパクトがあり、YouTubeのリアクション動画で初めてこの曲を聴いた外国人は、水を飲みながら聴き始めた人が噴き出すなど例外なくビックリしています。
このラウド感、ハードコア感こそがPassCodeというグループを特徴づけているといえます。ただし、この曲ではあまり感じないかもしれませんが「曲のよさ、歌のうまさ」があってこそこうしたシャウトによるハードさが活きているとも言えます。
『Toxic』
次の『Toxic』も初期に発表された曲です。
PassCodeは先にも述べたようにもとはアイドルだったのですが、この曲にはそのころに見られたファン((ハッカー))との掛け合いが見られます。
「針は動かない」というフレーズの後に注目してください((2分9秒あたり))。「イエッタイガー!」というハッカーの声が聞こえてきます。
これはアイドル特有のMixというファンの掛け声です。こんなに短いフレーズの掛け声になるのは珍しいですが、曲の中に入ると絶妙な合いの手として機能しています。コロナ禍下ではこのようなMixを打つことはできませんが、また見てみたいものです。
さらに、この曲にはシャウトがありません。物足りないと思うかもしれませんが、シャウトがない分、曲に注目できて、曲の良さ、展開の多様さがよくわかると思います。
そして、この曲では普段シャウトをしている今田夢菜は、いつもとは違うクリーンボイスを出しています。その歌声は、決して他のメンバーに引けを取らないレベルです。
『FLAVOR OF BLUE』
最後に、『FLAVOR OF BLUE』を紹介します。
この曲では、新メンバーの有馬えみりによるシャウト、デスボイスを聞けきます。今田夢菜の場合には、「命を削っている感」がありましたが、有馬えみりには「余裕で声を出している感」があります。もちろん、どちらが悪いという言ってわけではありません。
この曲での有馬えみりの声には高度なテクニックを感じます。本人も「私は上手いです」と事あるごとに発言していますが、その言葉に嘘はありません。安心して聞いていられます。
また、有馬えみりは作詞もやっていますので、今後の曲で有馬えみり作詞曲が出てくることにも期待できるでしょう。
PassCodeの魅力!人気の理由は?
引用元:PassCode公式サイト
PassCodeの魅力や人気の理由はなんでしょうか?
魅力や人気の源はおおよそ下記の3点ではないかと考察します。
- 曲が「ハードコアな音楽」としてよい
- シャウト、デスボイスがすごい
- メンバーがきれい、かわいい
それぞれ解説していきます。
曲が「ハードコアな音楽」としてよい
まずは、なんといっても曲のよさです。「ハードコアな音楽」としてのレベルが高いのです。
曲調は、よく言われることですがFear, and Loathing in Las Vegas(ベガス)というグループに似ています。ただし、ベガスの曲には中休みのようなパートがあります。PassCodeの方にはそれが少なく、ほぼ高いテンションを維持していられるのが特徴です。
そして、1曲の中でいろいろな曲調があるのも魅力です。「これで1曲?」と思えるほどさまざまな曲調が詰まっています。この展開の速さ、多様さについても聴く人を飽きさせない魅力になっています。
シャウト、デスボイスがすごい
次に、PassCodeといえばなんといってもシャウト、デスボイスでしょう。今でこそシャウト、デスボイスを取り入れるロックアイドルは多くいますが、PassCodeはアイドルとしては草分け的な存在です。
しかもそれが、「アイドルがちょっと真似してみました」というレベルではないのが素晴らしいです。今田夢菜の声をリアルタイムで聞くことはもうできませんが、有馬えみりのデスボイスは今後も生で聞くチャンスはあります。すごいという他ありません。
メンバーがきれい、かわいい
これまでは音楽性にスポットを当てるために、彼女たちの容姿には触れてきませんでした。しかし画像やPVを見てお分かりの通り、ルックスのレベルも非常に高いです。南菜生は、ミスiDというアイドルオーディションで実行委員長特別賞を受賞しています。
こんなにきれいでかわいいメンバーたちのハードな音楽パフォーマンスは、ギャップ感から魅力を醸し出しています。
PassCodeの事務所は?
引用元:PassCode公式サイト
PassCodeが所属しているのは、株式会社we-B studiosという、大阪府堺市にある事務所です。いわゆるメジャーな事務所ではありませんが、中小の事務所でもここまでやれるというのはすごいことです。
PassCodeのSNSのアカウントは?
引用元:PassCodeFacebookページ
PassCodeのSNSのアカウントは、以下の通りです。
- YouTube
ぜひフォローしてみてください。
日々の活動やイベントのスケジュールを発信しています。
公式アカウント
PassCodeオフィシャルさん (@passcodeO) / Twitter
メンバー個人のアカウントは、以下の通りです。
南菜生さん (@PassCode_nao) / Twitter
高嶋楓 PassCodeさん (@PassCode_kaede) / Twitter
大上陽奈子@PassCodeさん (@passcode_hina) / Twitter
有馬えみりさん (@passcode_Emily) / Twitter
アイドルグループだけあって、インスタ映えする写真がたくさん投稿されています。
PassCode Official(@passcodeo) • Instagram写真と動画
メンバー個人のアカウントは、以下の通りです。
nao minami(@passcode_nao) • Instagram写真と動画
高嶋 楓(@kpy_passcode) • Instagram写真と動画
大上 陽奈子(@passcode_hina) • Instagram写真と動画
ARIMA有馬えみり(@passcode_emily) • Instagram写真と動画
YouTube
YouTubeチャンネルでは、彼女たちの楽曲を多数聴くことができます。
PassCode Official – YouTube
PassCodeのライブに参加するには?
引用元:PassCodeFacebookページ
「Official Fan Club ”Linkage”」という、月額制のPassCode公式デジタルファンサイトがあります。
ここに入会すれば、ライブの情報を得たり、先行発売でライブのチケットをゲットしたりできます。もちろん、大きなライブであれば通常のチケットサイトでもチケットを購入可能です。
PassCodeにはメンバー募集のオーディションはある?
引用元:PassCodeFacebookページ
PassCodeのメンバー募集のオーディションは、現在行われていません。
今後メンバー募集のオーディションが開催される可能性は、ほぼないでしょう。有馬えみりもオーディションではなく、スカウトで加入しました。
PassCodeの今田夢菜の病気とは?
今田夢菜の病名は「卵巣の嚢胞性腫瘤」であると本人がファンクラブのHPで明かしています。ただし、それ以外にも、気になる記述が同じファンクラブHP内にあります。
「やらないといけない。と分かっていても気持ちがついてこない、体が動かない。」
「ライブや、お仕事が入っている日はそんなことしか考えられなくなって、大好きやったライブも不安で怖くなってしまってたくさん心配や迷惑をかけてしまいました。」
引用元:Linkage HP
この記述を見ますと、身体の不調からメンタル面での不調もあったのかもしれません。病気を抱えながらの活動は大変だったことでしょう。まずは休養して体調を回復させてほしいです。
まとめPassCodeの今後に注目
引用元:PassCodeFacebookページ
今田夢菜の病気のこともあり、PassCodeは武道館でフィナーレを迎えるのではと思ったハッカーも多いはず。しかもその時は、今田夢菜を欠いた3人でのステージになるだろうという寂しい予想もありました。
しかし、有馬えみりの加入により、武道館後の将来にも希望が見えてきました。Zepp Hanedaでライブが行われ、またその様子を収めたアルバム「PassCode Zepp Tour 2021 at Zepp Haneda」が発売されています。
また、Linkage Tour2022も展開中で、武道館ライブの後にも「Zephyren Presents A.V.E.S.T project vol.16」が控えています。
これからどんどん活躍の場を広げ、コロナが落ち着いたら海外でもライブをしてほしいです。特に人気の高い中南米の国々に行ったらどうなるかと、ワクワクします。